葬式のお布施のマナーを学ぶ:書き方や金額相場、渡すタイミング

最終更新日:2024/11/16

葬式のお布施の書き方とマナーを学ぶ:正しい手順と心遣いのポイント

大切な方が亡くなった際、葬儀を行う中で必要となるのが「お布施」です。
お布施は僧侶への謝礼として渡されるもので、金額や渡し方など、様々なマナーが存在します。
この記事では、葬式のお布施に関する基本的なマナーについて、書き方、金額相場、渡すタイミングなどを解説します。

葬式のお布施の書き方と注意点

葬式の際のお布施の書き方や記載すべき内容は、日本の伝統的な礼儀作法の一部です。しかし、今の時代、葬式についてきちんと習ったことのない方も多く、経験も少ないですから、具体的な書き方や記載すべき内容が不明で困ってしまいます。このコンテンツを通じて、私たちは正しい書き方とその注意点を具体的に学ぶことができます。

葬式で渡すお布施とは?

親戚の葬式があり、お布施を用意するんですが、どう書くのが正しいのか全く分からないんです。
そもそもお布施とは何ですか?

生徒
先生

お布施とは、読経を行ってくださった僧侶に、お礼として渡す金銭のことを言います。

お布施は決まった金額ではなく、あくまでも気持ちを表すものとされています。
僧侶に渡したお布施は、寺院の運営費などに充てられるそうです。

お布施の金額の相場:葬式の場合

決まった金額はないとのことですが、葬式でお布施を渡す場合、一般的にはどのくらいの金額を包むものなのですか?

生徒
先生

地域や宗派、儀式などによって、お布施の目安の金額は変動します。
葬式の場合は、10~50万円が相場とされています。

葬式では、読経だけでなく戒名も行います。
そのため、法事・法要などと比較すると、金額は高めの傾向にあります。
上記はあくまでも目安です。
包む金額に悩んだ場合は、葬儀社や寺院に相談してみると良いでしょう。

お布施の書き方:封筒の表側

わかりました。
次に、お布施の書き方についても教えていただけますか?

生徒
先生

はい、まずは封筒の表側から説明しますね。
お布施の封筒は白無地のものを用意します。
封筒の表側には、表書きと氏名を記載します。

封筒の中央上部に、「御布施」もしくは「お布施」と書きます。
その真下には、氏名を書きましょう。
フルネームでも構いませんし、「○○家」と書いても大丈夫です。

お布施の書き方:封筒の裏側

封筒の裏側にも何か書くのですか?

生徒
先生

はい、封筒の裏側には住所とお布施の金額を記入します。

お布施の封筒の裏側左下に、住所と氏名を記載します。
住所を書いた左側に、お布施の金額を記入します。
金額の書き方で注意すべき点は、「旧字体」で書くことです。
例えば「1万円」を包む場合は、「金壱万圓也」と書くのが正式なマナーです。

表側も裏側も、書くときは濃墨の毛筆で書くのが正式です。
毛筆がない場合は、筆ペンで書いても問題ありません。
誤字・脱字に注意して書きましょう。

葬式でお布施を渡すタイミングは?

最後に、葬式でお布施を渡すタイミングを教えてください。

生徒
先生

葬式でお布施を渡すタイミングは、葬式が始まる前もしくは後です。
開始前に渡す場合は、「本日はよろしくお願いいたします。」と一言添えて渡すと良いでしょう。
葬式が終了した後の場合は、「本日は故人の供養のためにお越しいただき、ありがとうございました」などの言葉と一緒に、お布施を渡しましょう。

渡す時間がなかったり、タイミングが合わなかったりした場合は、後日お寺に訪問して渡します。
その際も上記で紹介した書き方を参考に、お布施の準備をして渡しに行きましょう。

まとめ

今回思いがけずたくさんのことを学びました。
書き方や金額の相場なども教えていただき、ありがとうございました。

生徒

お布施は、あくまでも気持ちを表すものです。
上記のマナーを参考に、故人への供養の気持ちと僧侶への感謝の気持ちを込めて渡しましょう。

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