喪中時に新年の挨拶はする?適切な挨拶マナーと注意点

最終更新日:2024/09/09

喪中時の新年の挨拶はする?適切な挨拶マナーと注意点

喪中の期間中に新年の挨拶をするべきか、適切なマナーや注意点について解説します。
喪中時の新年の挨拶について学び、適切な対応を身につけましょう。

喪中時の新年の挨拶はどうすべき?

喪中の間は、新年を祝うような言動を慎むのが一般的です。
しかし、親しい友人や職場関係者など、挨拶をすべき相手もいるでしょう。
この記事では、喪中時の新年の挨拶のマナーと注意点について詳しくご紹介します。

喪中時に新年の挨拶はする?

新年を迎えたら新年の挨拶をすると思うのですが、喪中の場合挨拶をしても良いのでしょうか?

生徒
先生

喪中とは、親族の中に1年以内に不幸があり、まだ喪に服している状態を指します。
そのため、新年の挨拶は控えめにしたり、一部は完全に省略することもあります。
一般的には、自分が喪に服していることを周りに知らせるために、喪中はがきを送ることがあります。

喪中の期間は一般的に1年間とされています。
その間、喪主とその家族は楽しい行事やパーティー、祝辞など社交的な活動を控えることが一般的とされています。
新年の挨拶もこれに含まれ、喪中はがきを出すことで、自身がまだ喪に服していることを伝えることができます。

喪中はがきの内容と文例

喪中はがきには何を書くのですか?

生徒
先生

喪中はがきには、一族の不幸により喪に服している旨や新年の挨拶を控えさせて頂く旨を明記します。
喪中はがきの構成は一般的に以下のようになります。
1.喪中につき年始の挨拶を欠礼する旨
2.誰がいつ亡くなったか
3.感謝の言葉などを一言
4.日付など
5.差出人

喪中はがきの文例としては、以下などが挙げられます。

喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年○月に父 太郎が九十歳にて永眠いたしました
永年んいわたるご厚誼に深謝致すと共に
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
喪中はがきの文例

「拝啓」「敬具」などの頭語・結語は不要です。

喪中の家に新年の挨拶をする際のマナー

私は喪中でなく、年賀状を出そうと思っている友人が喪中の場合、年賀状を出しても良いのでしょうか?

生徒
先生

喪中の家に年賀状を出すのはマナー違反とまでは言いませんが、もし喪中だと知っているなら年賀状を出すのは控えたほうがベターです。

大切な方を亡くし、新年を祝う気分になれない方もいます。
そのような方に新年を祝う年賀状が届いたら、不快に感じてしまう恐れも否定できません。
そのため、喪中と把握しているなら、年賀状は控えたほうが無難でしょう。

喪中はがきを受け取り忘れた人への対応

すでに喪中はがきを送っていたのに、受け取り忘れたり見落とした人から年賀状がきたらどうすればいいですか?

生徒
先生

その場合は、寒中見舞いを出すのがマナーです。
ただし、出す時期に注意が必要です。
寒中見舞いは、1月7日以降に出すものです。
7日より前に出さないように注意しましょう。

寒中見舞いの文例は、以下などが挙げられます。

寒中お見舞い申し上げます
このたびは心温まるお年始状をいただきましてありがとうございました
昨年○○月○○日に 父 太郎が他界いたしましたため
喪中につき年末年始のご挨拶は差し控えさせていただきました
本年も皆様にとりましてよい年でありますようお祈り申し上げます
令和〇年○月
寒中見舞いの文例

寒中見舞いも「拝啓」「敬具」などの頭語・結語は不要です。

喪中でも新年の挨拶をする際の適切な言葉

具体的な例がわからないのですが、喪中でも新年の挨拶をする場合はどんな言葉を使えばいいのでしょうか?

生徒
先生

ご自身が「あけましておめでとう」という言葉を控えていても、人から新年の挨拶をされることもあるでしょう。
その挨拶のお返事にも「おめでとう」は避けるのが一般的です。
その代わりの言葉として、「本年もよろしくお願いいたします。」などを使うと良いでしょう。

一方で、仕事関係の方に新年の挨拶をする場合は、ご自身が喪中であっても一般的な新年の挨拶をするのが通例です。
喪中であっても、会社の一員として公私を分けて対応すると良いでしょう。

まとめ

喪中時の新年の挨拶について、詳しく教えてくれてありがとうございます。
自分が喪中の時にどうすればいいのか、また他人が喪中のときにどのように行動すればいいのかがわかりました。

生徒

今回、以下のポイントを学びました。

  • 喪中とは一族の中に直近1年以内に不幸があり、まだ喪に服している状態を指す。
  • 喪中の間は祝い事を控え、喪中はがきを出すことで喪中であることを知らせる。
  • 喪中と知らずに年賀状を送った方へは、寒中見舞いを1月7日以降に送る。
  • 喪中でも新年の挨拶をしなければならない場合もある。適切な言葉を選んで対応する。

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