互助会のメリットとデメリットを徹底解説!入会考慮事項も

最終更新日:2024/11/03

互助会のメリットとデメリットを徹底解説!入会考慮事項も

互助会とは、会員同士が助け合う、経済産業大臣の認可事業の組織です。
葬儀費用の負担軽減などがメリット。
一方、会費支払いや自由度の制限がデメリットとなる点も。
自身の価値観や互助会の選び方を考慮し、自分に合った互助会を見つけましょう。

互助会とは

互助会とは、その名の通り会員同士が互いに助け合うという組織。
具体的には、互助会は生前にご自身の葬儀や自身の家族の葬儀に対する費用や手続き負担を軽減するためのものです。
冠婚葬祭やエンディングノートに詳しくない人でも、互助会がどんな組織で、どんなサービスを提供しているのか、そのメリット・デメリットは何なのかを理解することができます。
今回は、互助会の詳細について解説します。

互助会の概要

互助会と聞くと、葬式のことを思い浮かべるのですが、具体的には何をしている組織なのでしょうか?

生徒
先生

互助会は、主に葬儀に関して相互に支援を行う組織です。
正式名称は「冠婚葬祭互助会」と言い、会員は月々掛け金を出し合い積み立てていく、相互扶助の仕組みです。

互助会は、経済産業大臣の認可事業です。
そのため、認可を受けた事業者のみが互助会サービスを提供できるという点が特徴と言えます。
会員は一定の費用を払うことで、自分や自分の家族の葬儀に関する費用負担や手続きのサポートを受けることができます。

互助会のメリット

互助会に入会したら具体的にどんなメリットがありますか?

生徒
先生

メリットの一つは、あらかじめ葬儀費用を積み立てておけることです。
そのため、急な多額の出費にも対応可能です。
また、葬儀費用が割引されることもメリットの一つと言えます。
互助会の会員になれば葬儀費用が会員割引となるので、費用を少し抑えることができます。

葬儀を行う際には、費用や手続きの手間が大きな負担となります。
互助会に入会していると、その部分を軽減することができます。

葬儀だけでなく、子どもや孫の結婚式の費用としても使えることもメリットと言えるでしょう。
入会する互助会によっては、七五三や成人式にも利用できるところもあります。
事前に確認しておくと良いでしょう。

互助会のデメリット

デメリットもあると思うのですが、そちらは何ですか?

生徒
先生

デメリットとしては、まず互助会に入会するためには初期費用としての入会金が必要で、それに加えて毎月一定の会費を払うことが一般的です。
また、一度加入すると脱退するのが難しい場所もあるという点も理解しておく必要があります。
そして、事前に細かな希望を打ち合わせておかないと、自分の気に入らない葬儀を強要される可能性もあります。

いつ自分や家族の葬儀が必要になるかわからない中での積立金の納付は、確かに負担と感じる人もいるかもしれません。
また、自分で直接選んだ葬儀社とは違うところを紹介される、自分の意向とは違う葬儀の流れが進められるといったデメリットもあります。
互助会の選び方、運用の透明性などが重要になってきますね。

互助会への入会考慮事項

互助会に入るかどうかを決めるときには、どんなことを考えればいいですか?

生徒
先生

互助会を選ぶ際には、まず自分のライフスタイルや価値観に合っているかどうかを考えることが大切です。
また、互助会の手続きやサービス内容が明確で容易に理解できるかも重要です。
さらに、互助会運営の安全性や信頼性についても確認することも忘れてはなりません。

「互助会」と一言でいっても、その運営会社や提供するサービス内容は異なります。
そのため、どの互助会が自分に合っているのかを見極めることが重要です。
具体的には、自分がどのような葬儀を希望しているのか、毎月どのくらいの会費を設定することが可能なのかを理解した上で、それに合う互助会を選ぶと良いでしょう。

互助会の事例

具体的な互助会の事例はありますか?

生徒
先生

寺院ごとに運営する形の互助会、葬儀社が運営する互助会、第三セクターが運営する県民共済などがあります。
例えば、葬儀社が運営する互助会では、葬儀のスタイルや希望内容を予め打ち合わせておくことができ、亡くなった際にはその通りに手配してくれます。

上記の通り、互助会の事例には様々な形態があります。
寺院運営の互助会は、お寺とのつながりを強く持ちたい方におすすめです。
葬儀社運営の互助会は、自分の希望を詳細に実現したい方に合っています。
県民共済などの第三セクター運営の互助会は、地域全体での連携を期待する方に向いています。
自分のライフスタイルや価値観に合わせて選ぶことが大事ですね。

まとめ

いろいろと説明していただいてありがとうございます。
互助会は、ただ葬儀のサポートするだけではなく、自分の希望をしっかりと伝えるところから始まるんですね。
会費のことも考慮する必要があるけど、自分に合う互助会を選ぶことで亡くなった後も自分らしい葬儀を行えるってこと、大切なポイントだと思いました。

生徒

以下の点が、今回学んだ互助会のポイントです。

  • 互助会は葬儀費用の積立や葬儀の手続きをサポートする組織
  • 互助会のメリットとして葬儀費用の負担軽減などがある
  • 互助会のデメリットとして定額の会費支払いや自由度の制限がある
  • 互助会を選ぶ際は自身の価値観、理想の葬儀のスタイル、費用の範囲を考慮する
  • 寺院、葬儀社、地方自治体などが運営する多種多様な互助会が存在する

これらを参考に、しっかりと自分に合った互助会を選んでいただければと思います。

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