訃報の伝え方:連絡方法や内容、タイミングなどを解説

最終更新日:2024/10/19

訃報の伝え方に必要なマナーとポイント

大切な家族や友人が亡くなった際、訃報を伝えるのは心苦しいものです。
この記事では、訃報の連絡方法、伝える内容、タイミング、例文などについて解説します。
大切な人を失った悲しみの中、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

訃報を伝える際のポイント

突然の訃報は、心と体を大きく揺さぶります。
大切な人を送り出す中で、多くの方が悩むのが「訃報の伝え方」です。
この記事では、連絡方法、内容、タイミングなど、スムーズなコミュニケーションのために必要なポイントを詳しく解説します。
誰に、どのように、いつ伝えるべきか。
遺族の負担を軽減し、故人への敬意を払うためのマナーを、わかりやすくまとめました。

訃報とは

訃報とは何ですか?

生徒
先生

訃報とは、誰かが亡くなったことを知らせるために連絡することを言います。

似たお知らせに、葬儀の案内があります。
訃報と葬儀の案内は同じと思われている方もいますが、これらは別物です。
訃報はあくまで、身内が亡くなったという事実のみを取り急ぎ伝えるものです。
葬儀の案内は、日程や式場などの詳細が決まってから出すものです。

訃報の伝え方:連絡方法

訃報を伝える際、どのような方法で連絡すれば良いでしょうか?

生徒
先生

基本は「電話」です。
訃報は迅速かつ確実に伝えなくてはなりません。
そのため、電話で伝えるのが適しています。

電話以外にも、連絡する方法はあります。
友人や知人に連絡する場合は、メールやSNSを用いることもあります。
ただし、メールやSNSで訃報を知らせるのをよく思わない人も中にはいます。
特に目上の人にメール等で知らせる場合は、言葉遣いや誤字・脱字等に注意する必要があるでしょう。

他には、手紙や死亡広告で訃報を伝えることも可能です。
大勢の方に連絡する場合は、これらの方法で伝えると良いかもしれません。

訃報の伝え方:内容

具体的に何を伝えたら良いのでしょうか?

生徒
先生

以下の5点は、必ず伝えましょう。
・電話主と故人の関係性
・故人の氏名
・故人の死亡日時
・死因(簡潔でOK)
・緊急連絡先

上記で、訃報は葬儀の案内とは別物とお伝えしましたが、万が一葬儀の日程等も決まっている場合は、訃報の連絡と一緒に伝えても問題ありません。
まだ決まっていない場合は、「決まり次第ご連絡いたします」と伝え、後日改めて連絡します。

訃報を伝えるタイミングと順番

訃報を伝えるタイミングも詳しく知りたいです。
また、連絡する際、どのような順番で伝えるのが良いかも教えてください。

生徒
先生

訃報は、できるだけ早く伝えることが大切です。
一般的には、亡くなった当日または翌日に伝えるのが望ましいとされています。
また、訃報の連絡する順番は、以下の順番にすると良いでしょう。
1. 家族など親族
2. 故人の友人・知人・会社関係者・学校関係者など
3. 遺族の関係者(上に同じ)
4. 町内会・近所の方

ただし、状況によってはすぐに伝えられない場合もあるでしょう。
そのような場合は、後日改めて伝える旨を連絡し、可能な限り早く伝えるようにしましょう。
葬儀の日程が決まっていない場合は、まず訃報のみを伝え、後日改めて葬儀の日程などを連絡します。

親族はだいたい三親等くらいまでに連絡すれば問題ないでしょう。
この範囲外でも、故人との縁が深い場合は、訃報の連絡を入れましょう。
もし自宅で葬儀を行う際、近所の方などの助けが必要な場合は、早めに連絡しておくと安心です。

訃報を電話で連絡する際の例文

実際に訃報の連絡を電話でする際、どのように伝えたら良いでしょうか?
例文があれば教えてください。

生徒
先生

はい、以下のような例文があります。
「突然のお電話申し訳ありません。
〇〇(故人)の長男の○○です。
以前より入院していた父の〇〇が、〇月〇日の未明に死去しましたことをお知らせ申し上げます。
生前は大変お世話になりましたこと、心から感謝申し上げます。
面会などご連絡いただく際には、私の携帯へお願いいたします。
電話番号は090-××××-××××です。」

もし訃報と一緒に、葬儀の案内もする場合は、以下のような例文を参考にしてください。

「〇〇(故人)の長男の○○と申します。
以前より入院していた父の〇〇が、〇月〇日の早朝に息を引き取りました。
遺体は〇〇に安置しております。
通夜は〇〇斎場で、明日〇月〇日〇時から行います。
告別式は〇月〇日〇時です。
宗派は〇〇式(宗教形式)で執り行う予定です。
何かあれば私の携帯にご連絡ください。
電話番号は090-××××-××××です。」

まとめ

訃報の伝え方について教えていただきありがとうございました。
基本は電話で連絡し、最低限の内容を伝えれば大丈夫そうですね。

生徒

大切な人が亡くなった時、訃報を伝えることは辛い役割とも言えます。
訃報を伝える相手によって、伝え方を変える必要もあります。
この記事で紹介した内容を参考に、状況に応じて適切な方法で訃報を伝えてください。

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