訃報メールの書き方と送信方法:適切な表現と注意点を解説

最終更新日:2024/10/20

訃報メールの書き方と送信方法:適切な表現と注意点を解説

大切な方が亡くなられた場合、訃報を伝えることは大変心苦しいものです。
近年では、電話や手紙に加え、メールで訃報を伝えることも一般的になっています。
メールで訃報を伝える際には、マナーを守り、適切な表現を用いることが大切です。
この記事では、訃報メールの書き方と送信方法について解説します。

訃報メールの書き方

大切な方の訃報を伝える際、メールは手軽な手段の一つです。
しかし、マナーをわきまえないと失礼を与えてしまう可能性も。
本記事では、訃報メールの書き方と送信方法について、適切な表現と注意点を解説します。

誰にメールを送るべきか、何を伝えるべきかなど、疑問を解消し、訃報を知らせるメールを作成しましょう。

メールで訃報を伝えるべき場合

メールで訃報を伝えても問題ないでしょうか?

生徒
先生

メールで訃報を伝えるべきかどうかは、いくつかの点を考慮する必要があります。
例えば、相手との関係性です。
親しい友人や家族、仕事関係者など、相手との関係性によって適切な連絡方法は異なります。
一般的には、親しい間柄であればメールでの連絡も失礼ではありませんが、目上の人やあまり親しくない相手の場合は、電話や手紙の方が丁寧とされています。

他にも、状況を考慮する必要があります。
突然の訃報の場合は、メールよりも電話で直接伝える方が望ましいです。
また、複数の人に同時に知らせる必要がある場合は、メールが便利です。

訃報をメールで送る:伝える内容

訃報メールには、どんな内容を記載すれば良いでしょうか?

生徒
先生

訃報を伝える際には、以下の内容を簡潔かつ丁寧に伝えることが大切です。
・故人の名前
・亡くなった日時
・死因(簡潔に)
・連絡先
また、葬儀に関する詳細は追って連絡する旨を伝えておくと安心です。

もし葬儀の日程などが決まっている場合は、その詳細をメールに記載しても問題ありません。
以下の内容を、上記の内容に追加しましょう。

  • 葬儀の日程・場所
  • 喪主の名前・連絡先
  • 宗旨・宗派

訃報をメールで送る:送信のタイミング

送信のタイミングはいつでしょうか?
いつでも送って良いのでしょうか?

生徒
先生

訃報はできるだけ早く知らせるのが良いですね。
葬儀などの詳細が決まっていなくても、故人が亡くなったという事実をすぐに知らせましょう。

すぐに知らせたほうが良いですが、深夜など遅い時間帯に連絡するのは避けたほうが良いですね。
翌朝に送信するなど、相手に配慮した時間帯に訃報メールを送るようにしましょう。

訃報をメールで送る場合の注意点

訃報をメールで送る場合の注意点は何かありますか?

生徒
先生

特に注意が必要なのは、文中に忌み言葉を使用しないことです。
忌み言葉とは、不幸を連想させる言葉や、縁起が悪いとされる言葉です。
これらの使用は避けて、メールを作成するようにしましょう。

例えば、「たびたび」「また」「くれぐれも」「再三」「重ね重ね」「追って」「続いて」などです。
不幸が重なるなどを連想させてしまうため、使わないように注意が必要です。

また、訃報メールを送っても平気な相手かどうか、判断することも大切です。
普段からメールやLINEを使用する相手であれば問題はないでしょう。
ですが、日常的な連絡は電話やFAXが多いという年配の方の中には、メールで訃報が伝わることに抵抗を感じる方もいます。
相手の状況に合わせ、失礼に当たらないよう配慮することも大切です。

訃報メールの文例を紹介

訃報メールの文例を教えていただけますか?

生徒
先生

はい、以下のような文例があります。
「突然のご連絡失礼いたします。
山田太郎の長男、一郎です。
父・山田 太郎につきましては、かねてより入院加療中の処でございました。
完治に向けて治療を続けてまいりましたが、この数日で病状が悪化し、去る〇月〇日、80歳にて永眠いたしました。
ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします。
なお、通夜ならびに葬儀式告別式は下記の日程で執り行います。
通夜:〇月〇日(月)18時〜
葬儀告別式:〇月〇日(火)11時〜12時
斎場:△△会館(住所:△△市××町1-2-3/電話:123-123-1234)
喪主:山田 一郎(長男)
令和〇年〇月〇日」

ビジネスメールを送る際、時候の挨拶を入れることもあるでしょう。
ですが、訃報のメールの場合は、時候の挨拶は不要です。
簡潔なメールを心がけるとよいでしょう。

まとめ

ありがとうございます。
訃報メールを送ってもいい相手か判断することも大切なのですね。
文例も教えていただいたので、参考にしてみます。

生徒

訃報メールは、簡潔に丁寧に、そして失礼のないように書くことが大切です。
また、忌み言葉の使用や宗教・宗派への配慮などにも注意する必要があります。
大切な方が亡くなった際、心身ともに大変な状況であると思いますが、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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