大切な方が亡くなった際、悲しみと同時に、周囲への連絡という大切な役割を担うことになります。
この記事では、訃報のお知らせを伝えるべき人や連絡方法、伝える内容について解説します。
訃報の伝え方と正しい手順
大切な方が亡くなった際、悲しみの中ながらも、周囲の方々に訃報を知らせる必要があります。
しかし、いざとなると何を伝えればいいのか、どのように連絡すればいいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
この記事では、訃報を伝えるべき人や連絡方法、伝えるべき内容について詳しく解説します。
訃報のお知らせを伝えるべき人
身内が亡くなったので、訃報のお知らせをしなくてはならないのですが、伝えるべき人はどこまででしょうか?
訃報を伝えるべき人は、故人と親しかった親族、友人、知人、仕事関係者などが一般的です。
具体的には、以下のような方が該当します。
- 親族:配偶者、子供、両親、兄弟姉妹、祖父母、叔父叔母、いとこなど
- 友人・知人:学生時代の友人、会社時代の同僚、近所付き合いのある方など
- 仕事関係者:上司、部下、取引先関係者など
上記以外にも、故人と親しく交流があった方は、訃報を伝えてあげると良いでしょう。
ただし、あまり親しくなかった方や、連絡先がわからない場合は、無理に伝える必要はありません。
訃報のお知らせを伝える方法
では、どのような方法で訃報のお知らせを伝えればいいのでしょうか?
訃報を伝える方法は、電話、手紙・ハガキ、メール・SNSなどが主な手段です。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。
状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
電話
最も一般的な方法です。
故人と親しかった方や、すぐに連絡を取りたい方には、電話で伝えるのがおすすめです。
- メリット:相手の反応を直接確認できる。すぐに連絡できる。
- デメリット:時間帯によっては迷惑をかける場合がある。
手紙・ハガキ
電話が難しい場合や、一斉に多くの人に伝えたい場合は、手紙やハガキで伝えることができます。
- メリット:形式的に失礼なく伝えられる。後日ゆっくり内容を確認できる。
- デメリット:時間がかかる。相手によってはすぐに確認できない場合がある。
メール・SNS
近年では、メールやSNSで訃報を伝えることも一般的になっています。
ただし、相手によっては失礼と感じる方もいるので、注意が必要です。
- メリット:迅速かつ簡単に連絡できる。複数の人に同時に送信できる。
- デメリット:フォーマルな印象を与えにくい。相手によっては迷惑と感じてしまう場合がある。
訃報で伝える内容
どのような内容を伝えればいいのでしょうか?
訃報を伝える際には、以下の内容を必ず伝えるようにしましょう。
・故人の氏名
・故人と自分の続柄
・亡くなった日時
・死因(伝えられる場合は)
・連絡先
葬儀に関する詳細は追って連絡する旨を伝えておくと安心です。
もし葬儀の詳細が決まっている場合は、訃報のお知らせと一緒に伝えても問題ありません。
- 葬儀の日程・場所
- 喪主の名前・連絡先
- 宗旨・宗派
上記を合わせて伝えましょう。
訃報のお知らせを伝える際の注意点
訃報のお知らせを伝える際、注意すべきことがあれば教えてください。
簡潔に伝えることを意識しましょう。
長々と話すと相手を疲れさせてしまうので、簡潔に要件を伝えましょう。
丁寧な言葉遣いを心がけることも大切なポイントです。
悲しみの中であっても、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
また、相手の状況に合わせることにも注意しましょう。
相手によっては、訃報を聞いて動揺したり、言葉が出なかったりするかもしれません。
悲しんでいる場合は、無理に話を広げないようにしましょう。
訃報のお知らせの例文
電話で伝える際の例文があれば、教えていただけますか?
はい、以下などがありますよ。
「ご無沙汰しております。
〇〇の長男の〇〇です。
昨年より入院していた父が、本日早朝に息を引き取りました。
葬儀は家族葬で行う予定ですが、〇〇さんにはご参列いただきたいと考えています。日程等はこの後葬儀社と打ち合わせ予定ですので、詳細が決まりましたら改めてご連絡させていただきます。」
上記のように、伝えたいことを簡潔にまとめましょう。
訃報ハガキやメールのテンプレートは、インターネット上で確認することも可能です。
訃報を伝える時期は、一般的には亡くなってから1~3日以内とされています。
ただし、状況によってはすぐに連絡できない場合もあるので、無理のない範囲で構いません。
できる範囲で、訃報のお知らせを伝えましょう。
まとめ
たくさん教えていただきありがとうございました。
今回学んだことを参考に、訃報のお知らせを伝えていきます。
訃報を伝えることは、決して簡単なことではありません。
ぜひ参考にし、失礼のないように訃報を伝えてください。
この記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。