お布施でダメな金額はある?金額の相場やマナーについて学ぼう

最終更新日:2024/10/22

冠婚葬祭でのお布施マナーと失礼にならない金額選びのポイント

お布施は、葬儀や法要で僧侶に渡す謝礼として一般的に知られています。
しかし、お布施には明確な金額が決まっているわけではなく、多くの方が「ダメな金額はあるのか」など、疑問や不安を抱いているのではないでしょうか。
今回は、お布施に関するマナーについて解説していきます。

お布施の金額やマナーについて

お布施は、葬儀や法要で僧侶に渡す謝礼としてよく知られています。
しかし、いざお布施を用意しようとすると、金額や渡し方など、様々な疑問が湧いてくるものです。
「ダメな金額はあるのか」など、気にしてしまう方もいるでしょう。
そこで今回は、お布施に関するマナーなどについて解説していきます。

お布施にダメな金額はある?

お布施の準備をしているのですが、ダメな金額はあるのでしょうか?

生徒
先生

お布施の金額に明確な決まりはありませんので、ダメな金額というものもありません。

香典などでは、割り切れる偶数は避けるマナーがありますが、お布施の場合は該当しません。
縁起が悪いと敬遠されがちな「4」や「9」などの数字でも、お布施では問題ないそうです。

お布施の金額相場

そうなんですね、ではお布施の金額の相場について教えていただけますか?

生徒
先生

お布施の金額は、葬儀なのか、法要なのか、状況によって相場は変動します。
葬儀の場合は、20~30万円程度が相場とされています。
一方、法要の場合は、3~5万円ほどが相場です。

お布施には読経料も含まれています。
ですが、お布施とは別に、御車料や御膳料を渡す場合もあります。
お布施とは別に、用意しておかなければならないので注意が必要です。

地域や宗派による違い

金額について分かりましたが、どの宗教や地域でも相場は変わらないでしょうか?

生徒
先生

お布施の金額は、地域や宗派によっても多少の違いがあります。
例えば、都市部の方が地方よりも高額な傾向があります。
また、浄土真宗では他の宗派に比べてお布施の金額が低めに設定されていることが多いです。

浄土真宗の場合は、10~30万円がお布施の相場とされています。
曹洞宗や日蓮宗などほかの宗派は、30万円以上が相場とされているので、浄土真宗は低めの傾向にあります。
お布施の準備をする際は、宗教・宗派の確認はしておくと安心です。

お布施の渡し方とタイミング

お布施の渡し方についても教えてください。
また、いつ渡せば良いかも知りたいです。

生徒
先生

お布施の渡し方についてですが、まずお布施はお布施袋のまま渡すのはマナー違反です。
袱紗に包んで持参し、渡す際に僧侶の目の前で袱紗から取り出して渡します。
もし切手盆があるなら、切手盆の上に乗せて渡すと、より丁寧な渡し方になります。

渡すタイミングは、葬儀の場合は、葬儀が始まる前に渡すのが一般的です。
法事や法要の場合は、法要開始前に挨拶をすると思うので、その時にお布施を渡すと良いでしょう。
万が一、開始前に渡せなかったら、葬儀後や法要後の落ち着いたタイミングで渡しても問題ありません。

お布施に関するダメなマナーについて学ぶ

最後に、お布施に関するマナーで、ダメなマナーがあれば教えていただけますか?

生徒
先生

はい、いくつかダメなマナーはあります。
まずお札についてですが、新札で包むのがマナーです。
香典では古札を包みますが、お布施の場合は古札を包むのは避けましょう。

お札の入れ方にも注意が必要です。
お布施の封筒にお札を入れる時は、お札の人物画が表になるように入れるのがマナーです。
香典のように、人物画を伏せるように入れるのはダメなマナーとされているので注意しましょう。

まとめ

たくさん教えていただきありがとうございます。
今まで知らなかったことがたくさんわかりました。
お布施にダメな金額はないですが、マナーなどを守って、失礼のないように準備したいと思います。

生徒

お布施は、決まった金額のマナーがあるわけではありません。
そのため、ダメな金額というものもありません。
大切なのは、感謝の気持ちをお布施に込め、失礼のないマナーで渡すことです。
この記事が、お布施について理解を深める参考になれば幸いです。

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