参列者のマナーガイド:弔事に参列する際の服装について解説

最終更新日:2025/01/20

仏事参列のマナー完全ガイド:服装から言葉遣いまで具体的に解説!

弔事に参列する際、服装やアクセサリーの選び方、言葉遣いに至るまで、具体的な知識が必要です。
この記事では、参列者として守るべきマナー、服装やアクセサリーの選び方、言葉遣いなどを紹介します。

弔事の参列者が守るべきマナーを学ぶ

弔いの場での服装は、故人への敬意を表す上でとても大切です。
しかし、どのような服装を選べば良いのか分からない方もいるでしょう。
この記事では、弔事参列者としての服装のマナーについて解説します。
服装選びの注意点や、持ち物についてもご紹介します。

参列者のマナー:弔事に適した服装

弔事に参列する際、どのような服装をすればいいのでしょうか?

生徒
先生

黒の喪服が望ましいです。
弔事の種類や故人との関係性によっては、濃紺やチャコールグレー、ダークブラウンも許容されています。

弔事参列者の服装は、地域や宗派によっても差があります。
黒の喪服が無難ではありますが、近年では少し柔軟性も出てきています。
一部ではダークカラーのスーツやアンサンブルなども許容されています。
ただし、全体的な色のバランスが大切です。
あまりにも明るい配色は避けたほうが良いでしょう。

アクセサリーの選び方

アクセサリーはどうすればいいですか?

生徒
先生

弔事では、アクセサリーの着用は控えるのがマナーです。
ただし、結婚指輪は許容されていますので、付けていても問題ありません。

とはいえ、ダイヤモンドがいくつも並び、キラキラと輝いているような結婚指輪は外したほうがベターです。

参列者の服装が洋装の場合は、真珠のアクセサリーであれば付けても大丈夫です。
ネックレスは一連のものを選んでください。
二連のネックレスは、不幸が重なることを連想させるため避けましょう。
イヤリングもしくはピアスは、一粒のもので、揺れないタイプのを選びましょう。

言葉遣いにおける注意点

言葉遣いについては何か注意点がありますか?

生徒
先生

シンプルかつ謙虚な口調を心掛けましょう。
笑顔や明るいトーンは避け、謹んだ態度と相手に対する敬意を言葉に込めることが大切です。

参列者として言葉遣いにも注意が必要です。
その場の雰囲気に合わせて落ち着いた口調が求められます。
日常の会話とは違い、笑顔や明るい口調は適していません。

具体的な弔事におけるマナーの例

具体的に、どんな時にどういったマナーを守るべきなのかがわからないのですが…。

生徒
先生

弔事は様々な場面がありますからね。
例えば、お葬式では焼香を行います。
焼香は基本的に、右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香(まっこう)をつまみ、目の高さまで持ち上げます。
この動作を「おしいただく」といいます。
そして指をこすりながら香炉の中に落とします。
これを1回~3回行います。
ただし、宗派によっては、おしいただかなかったり、おしいただく回数が違ったりします。
あらかじめ確認しておくことが重要です。

一般的な仏教では、抹香をつまみ、おしいただき、落とすという基本的な作法を1回あるいは3回行います。
ですが、浄土真宗の場合は、おしいただかずに、1回だけ焼香を行います。
曹洞宗の場合は、2回焼香を行うが、1回目はおしいただき、2回目はおしいただかないようです。
以上のように、宗派によって焼香のやり方が異なりますので、事前に確認しておくことが、参列者も大切です。

法事や火葬における適切な行動

他にも具体的な事例はありますか?

生徒
先生

もちろんです。
例えば、法事では読経があります。
僧侶が経を唱えている間は黙って聞くのがマナーですね。
火葬の際には丁寧に骨上げを行い、故人を心から偲ぶことが重要です。

仏事におけるマナーは、種類により違いがあります。
法事で僧侶が経を唱えている間の態度、火葬の際の骨上げなど、それぞれに適切な行動が求められます。
これら全ては、故人を偲び尊敬の念を表すためのものです。

参列者としてのマナーまとめ

なるほど、仏事におけるマナーや言葉遣い、服装などは全て敬意を示すためのものなんですね。
これからは周りの人に配慮しながら、失礼の無いように振る舞いたいと思います。
ありがとうございました。

生徒

今回学んだことは以下の通りです。

  • 参列者としての服装は、基本は黒の喪服。近年では濃紺やチャコールグレー、ダークブラウンも許容されている。
  • アクセサリーは着用しないのが望ましい。結婚指輪は許容されている。
  • 言葉遣いは、シンプルかつ謙虚な口調で、敬意を表す言葉を選ぶ。

これらを心に留めておけば、参列者として失礼のない振る舞いができるでしょう。

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