弔事に参列する際、服装やアクセサリーの選び方、言葉遣いに至るまで、具体的な知識が必要です。
この記事では、参列者として守るべきマナー、服装やアクセサリーの選び方、言葉遣いなどを紹介します。
弔事の参列者が守るべきマナーを学ぶ
弔いの場での服装は、故人への敬意を表す上でとても大切です。
しかし、どのような服装を選べば良いのか分からない方もいるでしょう。
この記事では、弔事参列者としての服装のマナーについて解説します。
服装選びの注意点や、持ち物についてもご紹介します。
参列者のマナー:弔事に適した服装
弔事に参列する際、どのような服装をすればいいのでしょうか?
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黒の喪服が望ましいです。
弔事の種類や故人との関係性によっては、濃紺やチャコールグレー、ダークブラウンも許容されています。
弔事参列者の服装は、地域や宗派によっても差があります。
黒の喪服が無難ではありますが、近年では少し柔軟性も出てきています。
一部ではダークカラーのスーツやアンサンブルなども許容されています。
ただし、全体的な色のバランスが大切です。
あまりにも明るい配色は避けたほうが良いでしょう。
アクセサリーの選び方
アクセサリーはどうすればいいですか?
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弔事では、アクセサリーの着用は控えるのがマナーです。
ただし、結婚指輪は許容されていますので、付けていても問題ありません。
とはいえ、ダイヤモンドがいくつも並び、キラキラと輝いているような結婚指輪は外したほうがベターです。
参列者の服装が洋装の場合は、真珠のアクセサリーであれば付けても大丈夫です。
ネックレスは一連のものを選んでください。
二連のネックレスは、不幸が重なることを連想させるため避けましょう。
イヤリングもしくはピアスは、一粒のもので、揺れないタイプのを選びましょう。
言葉遣いにおける注意点
言葉遣いについては何か注意点がありますか?
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シンプルかつ謙虚な口調を心掛けましょう。
笑顔や明るいトーンは避け、謹んだ態度と相手に対する敬意を言葉に込めることが大切です。
参列者として言葉遣いにも注意が必要です。
その場の雰囲気に合わせて落ち着いた口調が求められます。
日常の会話とは違い、笑顔や明るい口調は適していません。
具体的な弔事におけるマナーの例
具体的に、どんな時にどういったマナーを守るべきなのかがわからないのですが…。
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弔事は様々な場面がありますからね。
例えば、お葬式では焼香を行います。
焼香は基本的に、右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香(まっこう)をつまみ、目の高さまで持ち上げます。
この動作を「おしいただく」といいます。
そして指をこすりながら香炉の中に落とします。
これを1回~3回行います。
ただし、宗派によっては、おしいただかなかったり、おしいただく回数が違ったりします。
あらかじめ確認しておくことが重要です。
一般的な仏教では、抹香をつまみ、おしいただき、落とすという基本的な作法を1回あるいは3回行います。
ですが、浄土真宗の場合は、おしいただかずに、1回だけ焼香を行います。
曹洞宗の場合は、2回焼香を行うが、1回目はおしいただき、2回目はおしいただかないようです。
以上のように、宗派によって焼香のやり方が異なりますので、事前に確認しておくことが、参列者も大切です。
法事や火葬における適切な行動
他にも具体的な事例はありますか?
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もちろんです。
例えば、法事では読経があります。
僧侶が経を唱えている間は黙って聞くのがマナーですね。
火葬の際には丁寧に骨上げを行い、故人を心から偲ぶことが重要です。
仏事におけるマナーは、種類により違いがあります。
法事で僧侶が経を唱えている間の態度、火葬の際の骨上げなど、それぞれに適切な行動が求められます。
これら全ては、故人を偲び尊敬の念を表すためのものです。
参列者としてのマナーまとめ
なるほど、仏事におけるマナーや言葉遣い、服装などは全て敬意を示すためのものなんですね。
これからは周りの人に配慮しながら、失礼の無いように振る舞いたいと思います。
ありがとうございました。
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今回学んだことは以下の通りです。
- 参列者としての服装は、基本は黒の喪服。近年では濃紺やチャコールグレー、ダークブラウンも許容されている。
- アクセサリーは着用しないのが望ましい。結婚指輪は許容されている。
- 言葉遣いは、シンプルかつ謙虚な口調で、敬意を表す言葉を選ぶ。
これらを心に留めておけば、参列者として失礼のない振る舞いができるでしょう。