告別式での喪主挨拶は、故人を偲び、参列者に感謝や故人への思いを伝える機会です。
喪主挨拶で話す内容や例文、マナーなどを知り、心に響く挨拶にするためのアドバイスをご紹介します。
喪主としての大切な役割を果たすために、この記事を参考にしてみてください。
告別式での喪主挨拶について
告別式での喪主挨拶は、故人を偲び、参列者の皆様への感謝の気持ちを伝える大切な場です。
しかし、いざとなると、何をどのように話せば良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、告別式での喪主挨拶の例文や、挨拶をする上でのマナーについて解説します。
告別式での喪主挨拶:タイミングはいつ?
告別式で喪主として挨拶をすることになりました。
いつ挨拶をするのでしょうか?
告別式での喪主挨拶を行うタイミングは、出棺前です。
親族や参列者が故人に別れを告げた後。棺の蓋を閉めます。
このときに喪主による挨拶が行われます。
喪主挨拶が済んでから、棺を霊柩車に乗せて出棺します。
ただし、挨拶のタイミングは告別式の流れや、地域性などもあります。
また、会場によってどこで挨拶を行うかも異なります。
事前の打ち合わせで、葬儀社の担当者に確認しておくと安心です。
告別式での喪主挨拶:どんな内容を話す?
どのような内容を話せばいいのでしょうか?
まず、参列へのお礼を伝えます。
それから故人が生前に受けた厚意へのお礼や、故人の人柄が伝わるエピソードを話します。
最後に、遺族への力添えなど、今後のお願いなどを伝えます。
告別式では上記を意識して、挨拶文を作成します。
基本が喪主が挨拶しますが、喪主代理として遺族や故人と関係性が深い方が挨拶することもあります。
その場合ははじめに自己紹介をすると良いかもしれません。
挨拶の話し方で注意すべきポイント
話し方についても気をつけるべき点はありますか?
適切な敬語の使用も重要ですが、心にこめて話すことが最も大切です。
自然体で素直に喋ることが大切です。
また、声の大きさや挨拶のペースに注意してください。
小さすぎると聞き取りにくく、早すぎる話し方はメッセージが伝わりにくくなります。
喪主の挨拶は、故人への思いだけでなく、参列者へ感謝の気持ちを伝える重要なものです。
そのため、敬語を適切に使いつつ、心からの言葉を伝えることが大切です。
また、声の大きさやテンポなど、聞き手が聞き取りやすいように配慮することも重要です。
告別式での喪主挨拶の例文
具体的な例文があるともっとわかりやすいのですが・・・。
もちろんです。
例えば、「本日はご多忙の中、父・○○の葬儀にご会葬いただきまして、誠にありがとう存じます。
父は、昨年の秋に倒れ、その後入院しておりましたが、三日前に容体が急変し、そのまま眠るように逝去いたしました。
享年80歳でした。
息子としては父を失ったことがまだ信じられない思いでございますが、父は苦しい闘病生活から開放され、ほっとしているかと思います。
生前ご厚誼を賜ったこと、故人に代わって厚く御礼申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。」
などの内容が考えられます。
以下の例文も挙げられます。
「本日はお忙しいところ、わざわざお集まりいただき誠にありがとうございました。
○○は生前とても真面目で仕事一筋に打ち込んで家族を支えてくれました。
休日にはしっかり家族サービスをしてくれて、子供のころは色んなところに遊びに連れて行ってもらいました。
今でも当時の思い出が頭の中で鮮明に蘇ります。
定年退職後は趣味で盆栽を始めてのんびり過ごしていました。
皆様にお見送りいただき、○○もさぞかし喜んでいることと存じます。
本日はまことにありがとうございました。」
告別式で喪主挨拶する際のマナー
最後に、挨拶する際のマナーを教えていただけますか?
はい、まず簡潔に話すことが大切です。
だいたい1~3分程度の時間で挨拶をまとめるのがマナーです。
伝えたいことはたくさんあるかもしれませんが、長々と話しすぎないようにご注意ください。
忌み言葉にも注意します。
告別式の挨拶でふさわしくない言葉の使用は控えてください。
例えば、「たびたび」「ますます」などの重ね言葉、「九」や「四」「浮かばれない」などの不吉なことを連想される言葉などです。
また、宗派によって使用できない言葉もあります。
神道式やキリスト教式など、宗教や地域の違いから挨拶の言葉遣いも変える必要があります。
不安な場合は、葬儀社などに相談すると良いでしょう。
まとめ
たくさんのアドバイスありがとうございます。
故人のことを偲びつつ、参列者に対する感謝の気持ちもきちんと伝えられるよう、話し方などに注意しながら告別式で挨拶したいと思います。
告別式での喪主挨拶は、故人を偲び、参列者への感謝の気持ちを伝える大切な場です。
この記事で紹介した例文やマナーを参考に、心のこもった挨拶をしてみてください。