葬儀後には、お世話になった方々へのお礼が欠かせません。
今回は、葬儀のお礼の挨拶について、挨拶まわりやお礼状のマナーなどを解説いたします。
ご自身の状況に合わせて、適切な方法でお礼の気持ちを伝えてください。
葬儀後の感謝の気持ちについて
葬儀を終え、故人の冥福を祈り、心を落ち着かせた後には、お世話になった方々への感謝の気持ちを伝えることが大切です。
今回は、葬儀のお礼の挨拶について、挨拶まわりやお礼状のマナーなどを解説します。
葬儀後のお礼の挨拶:感謝の気持ちを伝える
葬儀が終わったばかりです。
たくさんの人が手厚く見送ってくれて感謝の気持ちでいっぱいなんですが、それを伝えるのが難しいです。
どうやって伝えればいいでしょうか?
葬儀後には、様々な方々からご親切にしていただいたことと思います。
故人との関係性や、お手伝いの度合いによって、お礼の方法は異なります。
基本は、直接挨拶に行くことです。
葬儀に参列してくださった方、ご近所の方、お世話になった方など、直接お会いできる方へは、できるだけ早く挨拶に伺い、感謝の気持ちを伝えましょう。
会葬者が多い場合や、遠方などの理由で直接伺うことが難しい場合は、お礼状を送るのが一般的です。
手書きのお礼状は、より気持ちが伝わり、心温まるものです。
挨拶まわり:いつ、誰に、何を言う?
直接挨拶に伺う際、いつ、誰に、何を伝えたらいいでしょうか?
葬儀後、一週間以内を目安に、お世話になった方々へ挨拶に伺いましょう。
ご近所の方々には、ご迷惑をおかけしたお詫びとともに、感謝の気持ちを伝えましょう。
遠方から駆けつけてくださった親戚の方々へは、改めて感謝の気持ちを伝えましょう。
故人の友人の方々へは、故人のことを偲びながら、感謝の気持ちを伝えましょう。
故人が勤めていた会社の方々へは、会社を通して、または個別に挨拶に伺いましょう。
受付や会計など、葬儀を手伝ってくれた方々へは、感謝の気持ちとともに、手土産を持参すると良いでしょう。
お礼の挨拶の際には、感謝の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
単に「ありがとうございました」と言うだけでなく、「〇〇のお陰で、無事に葬儀を終えることができました」など、具体的な言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
また、簡潔に済ませることも大切です。
長々と話すのではなく、簡潔に感謝の気持ちを伝えましょう。
お礼状:感謝の気持ちを形にする
お礼状についても教えていただけますか?
もちろんです。
お礼状は、直接会えない方や、多くの方々へのお礼を述べたい場合に有効です。
お礼状を書く際は、まず感謝の気持ちを伝えます。
葬儀に参列してくださったことへの感謝の気持ちを述べましょう。
また、手紙でのお断りも記載します。
例えば、「本来であれば お会いしてお礼を申し上げるべきところですが 書中をもちまして御礼申し上げます」などの言葉を述べましょう。
お礼状の文例と書き方のマナー
お礼状の文例を教えていただけますか?
はい、例えば以下のような例文があります。
「拝啓
この度は 故〇〇の葬儀にあたり お心のこもった御供物(ご厚志など)を賜りまして誠にありがとうございました
本来であれば お会いしてお礼を申し上げるべきところですが 書中をもちまして御礼申し上げます
敬具」
手紙を書くとなると、時候の挨拶から書き始めたくなるかもしれません。
ですが、葬儀のお礼の挨拶では不要です。
時候の挨拶は、葬儀後のお礼状では記さないのがマナーです。
「拝啓」や「敬具」については記しても問題ありません。
ただし、必ずしも必要というわけではありませんので、省くことも可能です。
葬儀のお礼の挨拶をメールでしても良いのか?
手紙を準備するのが大変なので、メールで送りたいのですが、メールでお礼の挨拶をするのは問題ないでしょうか?
必ずしもマナー違反になるわけではありませんが、基本は直接挨拶する、それができない場合はお礼状を送るのがマナーです。
自分と親しい関係にある方などに関しては、会葬や香典のお礼などを取り急ぎメールで送るのは問題ありません。
ただし、中には礼儀を重んじる方も多くいます。
そのような方にメールでの挨拶は、マナー違反とみなされてしまうかもしれません。
そのため、可能な限りメールでの挨拶は控え、直接もしくはお礼状で、お礼の挨拶を伝えましょう。
まとめ
葬儀後のお礼の挨拶についてよく分かりました。
これを参考に、葬儀が終わったら挨拶に伺いたいと思います。
ありがとうございました。
葬儀後のお礼の挨拶は、ご参列いただいた方々への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
本記事を参考に、ご自身の状況に合わせて、適切な方法でお礼の気持ちを伝えてください。