葬儀後のお礼状の書き方:具体例や送るタイミングを解説

最終更新日:2024/12/17

葬儀後のお礼状の書き方とポイント:具体例と送るタイミングを解説

葬儀後のお礼状は、感謝の気持ちを伝える大切な手紙です。
お礼状の基本的な書き方やポイント、具体的な例文を詳しく解説。
さらに、適切な送付タイミングや香典を送ってくれた方々へのお礼の注意点についても紹介します。
自身で書く際の参考にしてみてください。

葬儀後のお礼状の重要性と作成方法

葬儀後には、参列してくださった方々へのお礼状が欠かせません。
感謝の気持ちを伝えるとともに、故人との別れを静かに振り返る機会にもなります。
この記事では、お礼状を書く上でのポイントや具体的な例文、そして適切な送るタイミングについて解説します。

葬儀後のお礼状の書き方とポイント

さっそくですが、葬儀後のお礼状の書き方や内容について教えていただきたいです。

生徒
先生

はい、どんなシーンでも、お礼の手紙を書くときの基本は「感謝の気持ちを伝える」ことです。
葬儀後のお礼状も同じで、葬儀に参列してくださった方々への感謝の気持ちを伝えます。

その後で、故人とのエピソードや香典返しについての連絡、手紙でお礼を伝えることへのお断り、今後も変わらぬ付き合いをお願いする言葉を書きます。
最後に、手紙を書いた日付と喪主の氏名を記載します。

葬儀後のお礼状の例文

具体的な例文はどのようなものがあるのでしょうか?

生徒
先生

はい、以下に一例をご紹介します。

————————–
拝啓

このたびは 父 〇〇の葬儀に際し ご多忙の中 遠路はるばるお越しいただき 誠にありがとうございました
おかげさまで 葬儀は滞りなく執り行うことができました
亡夫に代わりまして 生前のお気遣いに御礼申し上げますとともに 今後とも変わらぬご指導を賜りますようお願いいたします
本来であれば 拝眉の上御礼申し上げるところ 略儀ながら書面をもちまして御礼のご挨拶とさせていただきます
敬具
令和〇〇年〇〇日
住所
喪主 〇〇(喪主の名前)
外 親戚一同
————————–

葬儀後のお礼状を送るタイミング

お礼状の書き方については理解できました。
次に、お礼状をいつ送るべきかも知りたいです。

生徒
先生

仏式の場合は忌明けである四十九日法要の後に送るのが一般的です。
四十九日は「満中陰」「七七日忌」とも言い換えることができます。

四十九日の法要後1ヶ月以内に、香典返しと一緒に送るのが一般的です。
その期間までに、お礼状を送る方のリストを準備しておくと、スムーズに送ることができるでしょう。

香典を送ってくれた方々へのお礼状の注意点

葬儀には出られなかったけど、香典を送ってくれた方へのお礼状はどうすればいいのでしょうか?

生徒
先生

香典を送ってくれた方々に対するお礼状も、葬儀に参列した方々に送るお礼状と基本的には同じです。
香典を送っていただいた感謝の気持ちを伝えましょう。

この場合のお礼状の例文は、以下の通りです。

————————–
拝啓
この度 亡父〇〇儀 葬儀に際しましてはご丁寧なお心遣いを賜り誠にありがとうございました
お陰様で〇月〇日
〇〇〇〇〇(戒名)
おかげをもちまして 四十九日も滞りなくすませることができました
つきましては 感謝の気持ちとして心ばかりの品をご用意いたしましたので ご受納ください
生前は父に並々ならぬご厚情をいただきありがとうございました
今後とも変わらぬお付き合いをお願いしたく存じます
本来であれば 直接ご挨拶に伺いお礼を申し上げるべきところ 略儀ながら書面にてご挨拶申し上げます
敬具
令和〇〇年〇〇日
住所
喪主 〇〇(喪主の名前)
外 親戚一同
————————–

葬儀後のお礼状に書くべきこと、書かない方がいいこと

最後に、お礼状に書くべきことや書かない方がいいことを教えてください。

生徒
先生

上記でもお伝えしましたが、書くべきことは以下の内容です。
・葬儀に参列してくださったことへの感謝
・葬儀が無事に済んだこと
・ご厚情への感謝
・今後のお願い
書かなくていいことは、時候の挨拶などですね。

書かない方がいいことは、以下の内容も挙げられます。

  • 私的な悩み
  • 忌み言葉
  • 自慢話
  • 故人の病気や死因 など

葬儀後のお礼状は簡潔にまとめ、丁寧な言葉で書くように心がけましょう。

まとめ

お礼状の書き方や内容、送るタイミングについて教えていただき、ありがとうございました。
具体的な例文も参考になります。

生徒

お礼状は、故人を偲び、参列してくださった方々への感謝の気持ちを伝える大切なものです。
この記事で紹介した内容を参考に、心温まるお礼状を作成してください。

こちらも合わせてご覧ください。

仏壇の教科書 サイト管理者

作成者: 仏壇の教科書 サイト管理者

葬儀や法事などのアドバイスと情報を提供しています。