玉串料について学ぶ:表書きや金額の相場、包み方などについて

最終更新日:2024/09/24

玉串料のマナーと金額について知る:冠婚葬祭での敬意表現

この記事では、玉串料の意味や包み方、渡し方などを説明します。
表書きの書き方や金額の目安、忌事と慶事での封筒の違いなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
玉串料を正しく用意することで、神様への感謝の気持ちを表すことができます。
大切な儀式を気持ちよく行うためにも、ぜひこの記事で玉串料について学んでください。

冠婚葬祭に欠かせない玉串料について

神道のお祝い事やご不幸時に必要となる「玉串料」。
正しく包み、渡すために、表書きや金額の相場、マナーなどを分かりやすく解説します。

結婚式や初穂参り、ご葬儀など、様々な場面で必要となる玉串料。
いざという時に慌てないよう、事前にしっかりと理解しておきましょう。
今回は葬儀に参列する際の玉串料についてお伝えします。

玉串料とは?意味と歴史

玉串料とは何ですか?

生徒
先生

玉串料とは、神道における儀式で神前に捧げる金銭のことです。「玉串」は、榊に紙垂(しで)をつけたもので、古くから神様への捧げ物として用いられてきました。しかし、現代では玉串を用意するのが難しい場合も多く、その代わりに金銭を納めることが一般的になりました。

玉串料は、神様への感謝の気持ちを表すだけでなく、神職への謝礼の意味も含まれています。
また、慶事であれば神様の祝福への感謝、忌事であれば故人への冥福を祈る気持ちを伝える役割も担っています。

慶事・忌事における封筒の選び方

慶事でも忌事でも使われるのですね。
使い分けなどしたほうが良いのでしょうか?

生徒
先生

封筒の選び方は分けたほうが良いですね。
弔事用は、不祝儀袋と呼ばれる封筒を選びます。
水引は結び切りを選びます。
水引の色は、黒白が一般的ですが、地域によっては黄白が選ばれることもあります。
5万円以上包む場合は、双銀の水引を選ぶと良いでしょう。

慶事の場合は、ご祝儀袋の封筒を選び、紅白の水引を選ぶのが一般的です。
選ぶ水引の形は、どのような名目で玉串料を贈るかで異なります。
基本は蝶結びですが、結婚の場合は結び切りを選びましょう。
このように、弔事用と慶事用で選ぶ封筒が異なるので、注意が必要です。

葬儀に参列する場合の玉串料の金額相場

葬儀に参列する場合、玉串料はどのくらい包めばいいのでしょうか?

生徒
先生

葬儀に参列する場合の玉串料は、基本的には仏教の葬儀における香典の相場と同じです。
故人との関係性や参列者本人の年齢によって変動しますが、祖父母の場合は1~3万円が相場となります。

関係性別の玉串料の相場は、以下の通りです。

  • 両親:3~10万円
  • 兄弟・姉妹:3~5万円
  • おじ・おば:1~3万円
  • 友人:5千~1万円
  • 同僚:3~5千円

あくまでも目安なので、上記を参考に、状況に合わせて適宜金額を調整しましょう。

正しい包み方・渡すタイミング

葬儀で渡す玉串料の包み方と渡し方についても教えてください。

生徒
先生

葬儀で渡す玉串料は、不祝儀袋に包んで渡します。
包み方は、以下の通りです。
1.全てのお札の裏表、上下をそろえます。
2.人物画が表に来るように入れ、忌事では肖像画が下向きになるように入れます。
※封筒から出したときに肖像画が最後に見えるようにします。
ちなみに葬儀で渡す玉串料のお札は、古札を入れるのがマナーです。
新札の使用は避け、使用感のあるきれいなお札を包みましょう。

玉串料を渡すタイミングは、葬儀会場の受付でお渡しするか、お悔やみの挨拶とともにご遺族に直接お渡しします。
弔事用の袱紗に入れて持ち運び、袱紗から取り出してから渡しします。

玉串料の表書き

最後に、玉串料の表書きについて教えてください。

生徒
先生

はい、表書きは「玉串料」で問題ありません。
そのほか、「御玉串料」「御霊前」「御榊料」「御神前」と書いてもOKです。
ただし、宗派によって異なるので、事前にどこの宗派か確認しておくと安心です。

表書きの書き方は、封筒の中央にある水引の真上に書きます。
そして、水引の真下には送り主の氏名を記入します。
薄墨で書くのが一般的ですが、近年は筆ペンでも問題内容です。

まとめ

玉串料について学ぶことができました。
ありがとうございます。
葬儀へ参列する際は、今回のことを参考に、玉串料を持参したいと思います。

生徒

玉串料は、神道における儀式において欠かせない大切なものです。
この記事で紹介した内容を参考に、正しく玉串料を準備し、神様への感謝の気持ちと敬意をしっかりと表しましょう。

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