大切な方の訃報を受け取った時、何を送ればいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、親族、友人、会社関係者別に弔電の金額とマナーをご紹介します。
故人様への敬意を込め、失礼のない弔電を送りましょう。
弔電の金額とマナーを相手別に紹介
大切な方が旅立たれた時、何をすれば良いのか戸惑うこともあるでしょう。
そんな時、弔電は故人への哀悼の意を表し、ご遺族に寄り添う大切な手段となります。
しかし、いざ送ろうとすると、金額やマナーに悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、親族、友人、会社関係者別に適切な金額とマナーをご紹介します。
故人との関係性やご自身の状況に合わせ、失礼のないよう心遣いを込めた弔電をお送りください。
弔電とは?どんなマナーがある?
最近、知り合いの方がお亡くなりになったんです。
私としては弔電を送りたいのですが、金額設定に迷っています。
そもそも弔電とはどんなもので、どんなマナーがあるのでしょうか?
弔電は、故人様のご冥福をお祈りし、ご遺族にお悔やみの気持ちを伝えるための電報です。
近年はメールやSNSでのやり取りも増えていますが、正式な弔辞としては弔電が一般的です。
弔電には、以下のような基本的なマナーがあります。
差出人
差出人欄には、自身の氏名をフルネームで記入します。
連名の場合は、氏名を上から目上順に並べ、それぞれ改行します。
文面
故人様との関係性を簡潔に記し、長文は避けて簡潔にまとめます。
また、句読点の使用も避けましょう。
- 冒頭:「謹んでご愁傷様申し上げます」などの言葉で始めます。
- 本文:故人様との関係性やエピソード、お悔やみの言葉などを簡潔にまとめます。
- 結び:「故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます」などの言葉で結びます。
弔電の金額の相場
弔電の金額設定についてお聞きしたいのですが、どのくらいが相場でしょうか?
弔電にかける費用は、遺族や故人との関係によっても異なります。
平均すると3,000円から5,000円程度が相場です。
例えば、親戚(おじ、おば、祖父母など)や友人・知人の葬儀に、個人で送る弔電の相場は平均4,000円程度です。
送る相手との関係が深いほど、そして送り手の立場や年齢が上がるほど高くなる傾向があります。
相場の金額を参考に、相手との関係性などを考えてどのくらいの金額にするか決めましょう。
親族への弔電の場合
親族へ弔電を送る場合の金額設定と、文面の例を教えていただけますか?
弔電の相場は3,000円~5,000円程度ですが、故人との関係性によって前後します。
親戚や親族へ弔電を送る場合の相場は、5,000円~10,000円程度とされています。
文面も関係性によって多少変わりますが、
「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、
故人のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。」
などの文面で送ると良いでしょう。
例えば、祖父への弔電を送る場合は、以下のような文面で送ると良いかもしれません。
「おじい様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
ご生前のお姿をお偲びし、悲しみにたえません。
故人が安らかにご永眠されますようお祈りいたします。」
友人への弔電の場合
次に、友人への弔電の場合についても教えてください。
友人や知人へ弔電を送る場合は、3,000円程度が相場とされています。
特に親しくされていた友人には、お花やお線香付の弔電など特別な弔電を送ると想いを込めることができるでしょう。
友人への弔電を送る際の文面には、以下などが挙げられます。
「突然の悲報に接し、ただ驚くばかりです。
もうあの笑顔にお会いできないのかと思うと、悲しくてなりません。
在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈り申しあげます。」
会社関係者への弔電の場合
最後に、会社関係者への弔電についても教えてください。
ビジネスシーンにおいて、上司や取引先に出す弔電は、3,000円~5,000円程度が一般的とされています。
例えば、取引先の社長が亡くなられた場合の弔電の文例は、以下の通りです。
「社長様のご逝去に際し、惜別の念を禁じ得ません。
ご功労に敬意を表しますとともに、
心からご冥福をお祈りいたします。」
また、社葬の場合は、以下などの文例で弔電を送ると良いでしょう。
「○○様のご訃報に接し、
当社社員一同心からご冥福をお祈りいたします。」
まとめ
弔電の金額の相場や、関係者別の弔電の文例を知ることができました。
ありがとうございます。
大切な方の突然の訃報は、心痛みが深く、何をすればいいのか分からないこともあるかと思います。
しかし、弔電を送ることで、故人様への敬意を表し、ご遺族に寄り添うことができます。
この記事を参考に、故人様との関係性や状況に合った弔電を送りましょう。