納骨式に持参するお供え物選び:避けたほうがいいものはある?

最終更新日:2024/09/21

納骨時のお供え物準備ガイド:故人への思いを形にする方法

納骨式は、故人との最後の別れとなる大切な節目です。
お供え物は、故人への敬意と感謝の気持ちを伝える大切な役割を担っています。
しかし、何を用意すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、納骨式のお供え物選びの基本的なマナーから、避けたほうがよいものをご紹介します。
故人を温かい気持ちで送れるよう、ぜひご一読ください。

納骨時のお供え物

納骨式は、故人の遺骨を安置するお墓に納める儀式です。
その際、参列者はお供え物を持参するのが一般的でしょう。
しかし、お供え物には地域や宗派によって違いがあるため、何を用意すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、納骨式に持参するお供え物選びについて解説します。
基本的なマナーや、避けたほうがいいものなどもご紹介します。

納骨式のお供え物とは

祖父母の納骨をすることになったのですが、お供え物に何を用意すれば良いのかわからないんです。

生徒
先生

主に以下の種類があります。
・供花
・菓子
・果物
・ろうそく、線香
また、故人が生前好きだったものをお供えすることもありますよ。

これらの品物は、故人が生前に好きだったものやお供えにふさわしいとされるものを選ぶのが一般的です。

納骨式のお供え物を選ぶ際のポイント

納骨式のお供え物を選ぶ際のポイントがあれば、教えてください。

生徒
先生

納骨式のお供え物を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
・故人の好きだったものを選ぶ
・季節に合ったものを選ぶ
・日持ちするものを選ぶ
・のし紙を付ける

納骨式のお供え物は、のし紙をつけて渡すのがマナーです。
ここで注意するのが、水引の色です。
四十九日より前に納骨を行う場合は、黒白の水引を選びます。
四十九日以降に納骨をする場合は、双銀もしくは黄白の水引を使いましょう。

納骨式で避けたほうがいいお供え物

納骨式で避けたほうがいいお供え物はありますか?

生徒
先生

はい、あります。
納骨式には、以下のようなお供え物は避けましょう。
・生もの
・においの強いもの
・トゲがある花

肉や魚などの生ものは、傷みやすく衛生面でも問題があるため避けましょう。
においの強いものは、仏教では修行の妨げになるためタブー視されています。
また、害虫や害獣などを引き寄せる可能性もあるので、避けたほうが良いです。
バラなどのトゲのある花は、仏前に供えるのにふさわしくないとされています。
故人への思いを表すだけでなく、お参りする人に対しても供えられているので、こちらも避けたほうがベターです。

お供え物の渡し方・マナー

お供え物を渡す際のマナーはありますか?

生徒
先生

お供え物は、仏前に供えるのではなく、遺族の方に渡します。
その際、「どうぞ、御仏前にお供えください」などと一言声をかけてから渡しましょう。

納骨式のお供え物を、参列者が直接祭壇や墓前に供えるのはマナー違反です。
そのため、遺族の代表者に渡すことを忘れないでください。
もし菓子などを渡す際は、保存方法などを一緒に伝えておくと良いでしょう。

お供え物は納骨式の後どうするのが良いの?

納骨式が無事終わったら、お供え物はどうするのが良いのでしょうか?
そのままでいいのですか?

生徒
先生

持ち寄ったお供え物はすべて持ち帰るのがマナーです。
供花や食べ物をそのままにしておくと、害虫や害獣の恐れも否定できません。
お墓周辺をきれいに保つためにも、持参したお供え物は持ち帰るようにしましょう。

ちなみに、納骨式のお供え物は、「お下がり」として参列者がいただいても問題はないそうです。
お供え物をいただくことは、故人への供養にもつながります。
お菓子や果物などの食べられるものは、参列者のみなさんで分け合って食べると良いでしょう。

まとめ

納骨時のお供え物について理解できました。
納骨式が終わったら持ち帰るのがマナーなのですね。
事前に学べてよかったです。

生徒

納骨式のお供え物は、故人への敬意と感謝の気持ちを表すものです。
ぜひ参考にし、故人との最後の別れとなる大切な儀式を、心穏やかに送れるよう準備を進めてください。

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