大切な方が亡くなった後、葬儀を経て納骨と法要を行うことは一般的です。
納骨と法要は別々に行われることも多いですが、近年ではまとめて行うケースも増えています。
この記事では、納骨と法要を一緒に行う場合のメリット・デメリット、当日の流れ、服装のマナーについて解説します。
納骨と法要を一緒に
納骨と法要を一緒に行うことは、近年では多く見られるようになっています。
限られた時間の中で故人を偲び、ご遺骨を安置できるため、ご遺族にとっても参列者にとっても負担が軽減されるというメリットがあります。
この記事では、納骨と法要を一緒に行う場合の当日の流れと服装のマナーなどを解説します。
納骨と法要を一緒に行うメリット・デメリット
納骨と法要は一緒に行ったほうが良いのでしょうか?
納骨と法要を一緒に行うメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
・参列者への負担軽減:参列者は一度で済むため、交通費や時間などの負担を軽減できます。
・スケジュール調整の容易化:別々に日程を調整する必要がないため、スケジュール調整が容易になります。
・費用節約:法要と納骨を別々に行うよりも費用を抑えることができます。
一方、デメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 時間が長くなる:法要と納骨の両方の儀式を行うため、時間が長くなります。
- 準備が大変になる:法要と納骨の準備を同時に進める必要があるため、準備が大変になります。
- 故人との別れの時間が短くなる:法要と納骨の儀式を行うため、故人との別れの時間が短くなります。
納骨と法要を一緒に行う場合:当日までに準備するもの
納骨と法要を一緒に行う場合、当日までに準備するものはありますか?
まず、納骨する場所を決め、お寺や石材店と相談して墓地やお墓の建立・彫刻を手配します。
つぎに、埋葬許可証を役所に申請します。
それから、供物や会食の手配をします。
最後に、法要と納骨式を一緒に行う日時を参列者へ連絡します。
納骨する場所を決め、お寺や石材店と相談して墓所を建立・墓碑に彫刻します。
埋葬許可証を役所に申請は必須です。
法要の日程、時間、場所を決めたら、 参列者への連絡を行います。
会食を行う場合は、その手配もしておきましょう。
納骨と法要を一緒に行う場合の当日の流れ
納骨と法要を一緒に行う場合、当日はどのような流れで行われるのでしょうか?
納骨と法要を一緒に行う場合、一般的には以下の流れで行われます。
1.受付
2.開式の言葉
3.読経
4.焼香
5.納骨
6.法話
7.閉式の言葉
8.会食
納骨は、読経の後に行われることが多いですが、宗派や寺院によっては、焼香の後に行われる場合もあります。
また、法要後の会食は必ず行う必要はありません。
当日の服装マナー
当日の服装はどんな服装をすれば良いでしょうか?
納骨と法要を一緒に行う場合の服装のマナーは、法要のみの場合と基本的に同じです。
男女とも、喪服を着用すれば問題ありません。
- 男性
- 喪服
- 黒ネクタイを着用
- 靴下は黒
- 女性
- 喪服
- アクセサリーは結婚指輪のみ
- 靴は黒パンプス
ちなみに、納骨式のみの場合は平服でも問題はないそうです。
その他のマナー
服装の他に気を付けるべきマナーはありますか?
納骨と法要を一緒に行う場合のマナーは、法要のみの場合と基本的に同じです。
香典は、香典袋にきれいな古札を包みます。
表書きは四十九日の法要であれば、「御仏前」とし、下段に自分の名前を記入します。
また、袱紗を持参することもマナーの一つです。
香典袋はそのまま持っていくのではなく、袱紗に包みます。
この袱紗は、弔辞の場合ダーク系の色味のものを選びます。
紺や紫、グレーなどが良いでしょう。
受付の際に、袱紗から香典袋を取り出し、渡すのがマナーです。
また、振る舞いも注意すべきマナーです。
法要中は静粛に振る舞い、私語は慎みます。
焼香の際は、順番に従って行います。
まとめ
納骨と法要を一緒に行う際のメリットなどを知ることができました。
服装などのマナーを知ることができたので、これらを参考に、当日臨みたいと思います。
納骨と法要を一緒に行うことは、参列者の負担軽減や時間・費用の節約など、様々なメリットがあります。
当日の流れや服装のマナーを事前に知っておくことで、スムーズに儀式を行うことができます。
納骨と法要を一緒に行うかどうかは、家族の希望などを踏まえて決めるのが良いでしょう。