家族のみで納骨式を行う:当日の流れたマナーについて解説

最終更新日:2024/09/19

家族だけの納骨手続きとマナー: 必要な情報と方法

近年、家族葬や直葬など、簡素な葬儀が増えています。
それに伴い、納骨式も家族だけで行うケースが増えています。
しかし、家族だけで行う納骨式であっても、故人への敬意を払い、失礼のないように行うことが大切です。
この記事では、家族だけで納骨式を行う場合の当日の流れとマナーについて解説します。
故人への敬意を払い、心温まる納骨式を行いましょう。

家族のみの納骨式

近年、家族葬や直葬など、簡素な葬儀を選択する方が増えています。
その流れを受けて、納骨式も家族だけで行うケースが増えています。
しかし、家族だけで行う場合であっても、最低限のマナーは守る必要があります。
そこで今回は、家族のみで納骨式を行う場合の当日の流れとマナーについて解説します。

納骨式は家族のみで行ってもいい?

家族のみで納骨式を行おうと考えています。
それは可能ですか?

生徒
先生

家族のみでも行えます。
「誰を呼ばなくてはいけない」といった決まりはなく、自由に参列者を決めてよいとされています。

一般的には、親戚や友人が参列することも多いです。
ですが、家族のみで納骨式を執り行うことも多々あります。

納骨式の準備

そうなんですね。
納骨式を行うために、準備するものがあれば教えてください。

生徒
先生

まずは、日時と場所の決定を決めましょう。
納骨式の日時と場所は、家族で相談して決めます。
一般的には、四十九日法要の前後に行われることが多いですが、特に決まりはありません。
お墓のある場所や僧侶のスケジュールなどを考慮して決めましょう。

以下のことも準備しておきましょう。

  • 参列者の決定

参列者は、家族のみで行うのか、親族や友人なども呼ぶのかを決めます。
参列者の人数によって、準備内容が変わってくるので、早めに決めておくことが大切です。

  • 僧侶への依頼

僧侶に読経を依頼する場合は、事前に寺に連絡をして日程を調整しましょう。
また、お布施の金額についても確認しておきます。

  • 用意するもの
    • 彫刻代
    • お布施
    • 納骨作業料
    • 埋葬許可証
    • 墓地使用許可証
    • 塔婆

以上のものを、当日までに用意しておきましょう。

家族のみの納骨式:当日の流れ

家族だけで行う場合と、葬儀社の人や住職がいる場合とでは、何か違いはありますか?

生徒
先生

納骨式当日の流れは以下の通りです。
1. 集合
参列者は、納骨式の開始時間前に集合します。
2. 墓前整理
僧侶が到着する前に、墓前を整理します。供花や供物を供え、墓石を拭き掃除しましょう。
3. 読経
僧侶が到着したら、読経が始まります。静かに読経に耳を傾けましょう。
4.納骨
焼香が終わったら、遺骨を納骨します。納骨は遺族が行うのが一般的です。
5.再読経
納骨の後、再び僧侶に読経をしていただきます。
6.焼香
読経が終わったら、焼香を行います。焼香の順番は、遺族から参列者の順です。
7. 閉式
納骨が終わったら、閉式となります。僧侶から挨拶があり、参列者は解散となります。
8. 会食
納骨式の後、会食を行うこともあります。
会食は、故人を偲びながら思い出話に花を咲かせる場となります。

納骨式を家族のみで行う場合は、会食を行わないことも多いです。

家族のみの納骨式:服装のマナー

家族のみの納骨式だから、服装はなんでもいいですか?

生徒
先生

例え家族のみであっても、納骨式という弔事の場では、服装のマナーを守ることは大切です。
納骨式であれば、服装は平服で問題ありません。

平服とは略喪服を指します。
具体的には、以下のような服装です。

  • 男性:黒やネイビーのスーツ
  • 女性:黒や地味な色目のワンピースなど

ただし、納骨式を法要とともに行う場合は、準喪服を着用すると良いでしょう。
男女とも、ブラックフォーマルを着用すれば問題ありません。

家族のみの納骨式:その他の注意すべきマナー

服装の他に、注意すべきマナーはありますか?

生徒
先生

はい、あります。
以下のマナーを守りましょう。
・携帯電話の電源はオフにする
・帽子やサングラスは外す
・香水やタバコは控える
・大きな声で話さない
・写真撮影は控える

なお、上記のマナーはあくまでも一般的なものです。
地域や宗派によって異なる場合があります。
疑問点があれば、事前に寺や葬儀社に相談することをおすすめします。

まとめ

たくさん教えていただいて、ありがとうございました。
納骨式の流れやマナーについて理解することができました。

生徒

家族だけで納骨式を行う場合であっても、最低限のマナーは守る必要があります。
上記を参考に、故人への敬意を払い、心温まる納骨式を行いましょう。

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