友引の日に仏事を行っても良い?葬儀を行う際の注意点を解説

最終更新日:2024/12/26

友引の日に仏事を行っても良い?葬儀を行う際の注意点を解説

友引の日に葬儀を行うことは、古くからの迷信や慣習から、避けるべきと考える方も多いでしょう。
しかし、現代においては、必ずしも友引の日に葬儀を行うことがタブー視される時代ではなくなってきています。
この記事では、友引の日に葬儀を行っても良いのか、そして行う際の注意点について解説していきます。

友引の日に仏事を行うことについて

友引の日に葬儀を行うことは、古くから縁起が悪いとされています。
ですが、果たして本当に避けるべきなのでしょうか?
本記事では、友引の日に葬儀を行うことについての様々な側面を解説します。
行う際の注意点や、より良い判断をするための情報を提供します。

友引とは何か?その意味と由来

お通夜や葬儀の日程で悩んでいます。
友引の日は避けたほうが良いと聞いたのですが、そもそも友引とはどういう意味なのでしょうか?

生徒
先生

友引とは六曜の一つで、勝負がつかない日とされています。
六曜では、友引を含めたそれぞれの日に、縁起のよい、もしくは悪いとされていることや、縁起のよい時間と縁起の悪い時間が定められています。
友引は、朝方や夕方は運気が吉、昼は凶となると言われています。

友引は結婚式などでも選ばれてることが多く、縁起の良い日で知られているかと思います。
ですが、友引という漢字から「友を引く」ということを連想させます。
葬儀においては、「故人と親しい友人が一緒にあの世へ連れていかれてしまう」と解釈され、縁起が悪いとされるようになったのです。

友引の日に葬儀を行うことへの一般的な見解

では、友引の日に葬儀は行わないほうが良いのでしょうか?

生徒
先生

六曜はあくまで迷信であり、科学的な根拠はないとされています。
そのため、友引の日に葬儀を行っても問題はありません。
宗教によっては、六曜を重視しない場合もあります。

ただし、参列者の中には、友引を忌み嫌う親族などがいる可能性もあります。
また、火葬場が休業している場合もあるようです。
これらの場合は、友引の日に葬儀を行うことは避けたほうが良いかもしれませんので、事前に確認しておくことをおすすめします。

友引の日にお通夜は行っても良いのか?

友引の日にお通夜を行うことはどうなんでしょう?

生徒
先生

お通夜も友引の日に行っても問題ありません。

葬儀同様に、縁起が悪いことで避けることが多いですが、本来お通夜は故人を偲びながら遺体を悪霊などから守るために行うものです。
お別れの儀式ではないため、「親しい人を道連れにする」という考え自体、お通夜には当てはまらないのです。
ですから、友引の日にお通夜を行っても問題ありません。

友引の日に葬儀を行う際の注意点

友引の日に葬儀を行う場合の注意点についても詳しく教えてください。

生徒
先生

はい、先ほどもお伝えしましたが、参列者の意向確認をすることが大切です。
参列者の中には、友引を気にしている人がいるかもしれません。
事前に意向を確認し、配慮することが大切です。

葬儀を友引の日に決めた場合は、参列者の方々に、友引の日に葬儀を行う旨を事前に伝えて、理解を求めましょう。

また、火葬場の確認をすることも大切です。
友引の日は、火葬場が休業している場合があるため、事前に確認が必要です。

葬儀の日程を決める際のポイント

葬儀の日程を決める際のポイントがあれば知りたいです。

生徒
先生

いくつかありますよ。
例えば、故人の生前の希望があれば、それに合わせましょう。
故人が生前に何かしらの希望を伝えていた場合、それを可能な限り尊重しましょう。

家族と話し合うことも大切なポイントです。
家族全員の意見を聞き、合意できる日程を選びましょう。

また、参列者の都合も確認しましょう。
遠方から参列する方や仕事の関係で都合がつきにくい方もいます。
そのため、できるだけ多くの人の都合が合う日程を選ぶことも大切です。

まとめ

友引についてや、葬儀の日程の決め方などを学ぶことができました。
参考にして、お通夜や葬儀の日程を決めたいと思います。
ありがとうございました。

生徒

友引の日に葬儀を行うことは、あくまで個人の考え方や宗教観によって異なります。
迷信を気にするあまり、故人の冥福を遅らせる必要はありません。
ですが、参列者への配慮も大切です。

葬儀の日取りを決める際には、家族や親族とよく話し合い、故人のために最善の選択をしてください。
もし迷うことがあれば、葬儀社にご相談することも一つの方法です。

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