忌中期間中の孫の振る舞いについて:やってはいけないことは何?

最終更新日:2025/01/20

忌中期間中の孫の振る舞いガイド - 社会的イベントへの適切な対応方法

大切な人を亡くし、ご家族が悲しんでいる忌中期間。
子どもたちの元気な姿は嬉しい反面、気をつけたい点もたくさんあります。
この記事では、忌中期間の孫の振る舞いで気をつけたいことを紹介します。

忌中期間中の孫の行動について

大切な人を亡くされたご家庭では、孫の振る舞いも気になりますよね。
忌中期間中は、故人の冥福を祈る大切な時期です。
孫にも、大人と同じように配慮が必要なことがあります。
この記事では、忌中期間中の孫の適切な振る舞いについて解説します。

忌中とは

忌中とは何なのでしょうか?

生徒
先生

忌中とは、一般的に、故人が亡くなってから四十九日法要が行われるまでの期間を指します。
この期間は、故人の冥福を祈り、喪に服すためのものです。

忌中の由来は、死を穢れと捉える神道の考え方から来ています。
この穢れが他の者に移るのを防ぐため、一定期間、外部との接触を避け、故人のために祈りを捧げる期間を設けたのです。 

忌中期間は孫も喪に服す?

祖母が亡くなったのですが、私も喪に服す期間になるのでしょうか?

生徒
先生

忌中が適用される間柄は、故人から見て2親等までとされています。
そのため、孫も49日間は喪に服さなければなりません。

自分および配偶者を仮に0親等として考えてみます。
2親等以内の親族が逝去されたら、喪に服す期間となります。 1親等は、自分および配偶者の両親、子、子の配偶者です。
そして2親等は、自分の孫、祖父母、兄弟姉妹、兄弟姉妹の配偶者までが該当します。

忌中期間の孫の振る舞い

なるほど、では忌中の間、孫としてどのように振る舞うべきなのでしょうか?

生徒
先生

それは年齢や関係性、家族の習わしなどによりますが、一般的には喜び事やパーティなどを控えます。
また、亡くなった方を思い、敬意を表す行動を心がけると良いでしょう。

忌中期間の孫の行動や振る舞いには、宗教や文化、特定の家族独自の慣習などが含まれますが、基本的には亡くなった人への敬意を保つことが大切です。
そのため、おめでたいパーティーや祝い事を控えることが一般的です。

忌中期間の孫の振る舞い:イベントへの参加について

例えば、バースデーパーティーや友人の出産祝いなども控えるべきですか?

生徒
先生

そうですね、基本は参加しないことが望ましいです。
バースデーパーティーも出産祝いの場も、おめでたいイベントです。
忌中期間は辞退するのが一般的です。

おめでたいイベントだけでなく、会社の飲み会も避けるのが望ましいです。
また、旅行やレジャーのような楽しいイベントや娯楽も控えるようにしましょう。

その他にやってはいけないこと

忌中期間は上記の他にやってはいけないことはありますか?

生徒
先生

神社への参拝も避けましょう。
はじめでもお伝えしたように、神道では、死は穢れとされており、神域に穢れを持ち込むことはタブーとされているためです。

お中元やお歳暮などの贈答品を送るのも控えましょう。
お正月のお祝いも控えるのが一般的です。

忌中期間中にどうしても参加せざるを得ない行事がある場合は、事前に主催者に事情を説明し、配慮を求めることが大切です。
浄土真宗では、忌中や喪中の概念がないため、これらの制限は適用されません。

忌中期間の孫の適切な行動まとめ

ありがとうございます。
忌中の適切な振る舞いについて、理解が深まりました。
必要に応じて、適切な行動をとることが必要だと学びました。

生徒

忌中は、故人の冥福を祈り、喪に服す大切な期間です。
孫であってもマナーを守りながら、故人を偲びましょう。

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