大切な方を亡くしてから1年。
1周忌は故人を偲び、冥福を祈る大切な法要です。
参列者への感謝の気持ちを伝えるお返しについて、悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、1周忌のお返しの基本的なマナーについて解説します。
1周忌のお返しは香典返し?
大切な方との別れから1年。
1周忌法要では、参列者への感謝の気持ちを込めて、お返しを用意するのが一般的です。
しかし、香典返しと呼ぶべきか、何を渡せば良いのか、悩む方も多いでしょう。
この記事では、1周忌のお返しの基本的なマナーを解説します。
香典返しと引き出物の違い、お返しの相場、おすすめの品物など、知っておきたい情報満載です。
故人への偲びと、参列者への感謝の気持ちを伝える、心のこもったお返しを選びましょう。
1周忌のお返しは「香典返し」ではなく「引き出物」
近々、1周忌の法要があります。
1周忌のお返しは香典返しで大丈夫でしょうか?
1周忌のお返しは、「香典返し」ではなく「引き出物」が正しい呼び方です。
香典返しは、葬儀・告別式後に香典を頂いた方へのお礼として渡すものであり、1周忌法要ではすでに香典返しを渡しているため、改めて香典返しを渡すのは失礼にあたります。
また、四十九日を過ぎると香典返しとは呼ばなくなるので、ご注意ください。
1周忌に持参するのは香典ではない?
香典返しと呼ばないのであれば、1周忌に参列する方々が持参するのは香典では呼ばないのでしょうか?
そうですね。
「香典」は、亡くなった方が仏になる前、四十九日までのお供えのことを言います。
1周忌では四十九日を過ぎてしまっていますから、香典とは呼ばなくなります。
「お供え」と呼ばれるので、覚えておきましょう。
香典返しが「引き出物」に変わったように、香典も「お供え」に呼び名が変わります。
1周忌のお返しのマナー:お返しの時期
そうなんですね。
では、 1周忌のお返しについて詳しく教えていただけますか?
マナーなどあまりよくわかっていません。
1周忌のお返しのマナーとして、いくつか重要な点があります。
まず、「お返しの時期」が挙げられます。
1周忌の場合は、法要の当日に渡すのが一般的です。
1周忌法要当日にお渡しするのが一般的です。
法要に参列できなかった方には、法要後1週間程度を目安に郵送で送ります。
1周忌のお返しのマナー:お返しの金額
お返しの金額の相場はどのくらいでしょうか?
1周忌では、お供えのお返しに「お膳と引き出物」を用意します。
金額の相場ですが、お供えの相場は10,000円~20,000円とされています。
その場合、お膳は5,000円~10,000円程度、引き出物は3,000円~5,000円程度が、お返しの相場です。
香典返しとは違い、1周忌法要のお返しは「いただいたお供え分をほぼ返す」くらいの気持ちで用意します。
ただし、地域などに違いがありますので、親族などに相談して決めると良いでしょう。
1周忌のお返し選びのポイント
では、お返しの引き出物を選ぶときのポイントがあれば教えていただけますか?
お返しの品物は、香典返しの時とあまり違いはありません。
消耗品や食品が選ばれることが多いです。
お返しの品物を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
- 金額の相場:お供えの1/3から半額程度
- 参列者の年齢層:年配の方が多い場合は消耗品、若い世代が多い場合はカタログギフトなどが喜ばれやすい
- 地域性:地域によっては、特定の品物が喜ばれる場合がある
1周忌のお返しにおすすめの品物
例えばどのような引き出物選べば良いのでしょうか?
おすすめの品物があれば教えてください。
1周忌のお返しにおすすめの品物は、タオルや洗剤などの消耗品や日持ちする食品がおすすめです。
また、カタログギフトを選ぶのも良いでしょう。
具体的な品物としては、以下のようなものが挙げられます。
- 食品:菓子、お茶、コーヒー、海産物など
- 消耗品:タオル、石鹸、洗剤、入浴剤など
- カタログギフト
近年では、カタログギフトを選ぶ人が増えています。
カタログギフトであれば、相手が好きなものを選ぶことができるので、喜んでもらえる可能性が高いです。
まとめ
1周忌のお返しは香典返しではなく、引き出物に呼び名が変わることを知りました。
マナーに注意して、1周忌法要のお返しを用意したいと思います。
ありがとうございました。
1周忌のお返しは、故人への偲びと、参列者への感謝の気持ちを伝える大切なものです。
上記のマナーを参考に、心のこもったお返しを選びましょう。