出棺の挨拶マナー:一連の流れや挨拶の例文などを解説

最終更新日:2025/01/14

出棺の挨拶マナーと言葉選びのコツ 〜適切な言葉で故人に別れを告げる方法〜

出棺は、故人との最後の別れを告げる大切な儀式です。
この時、喪主や遺族代表が参列者へ感謝の気持ちを伝える挨拶は、葬儀の締めくくりとして重要な役割を果たします。
この記事では、出棺の挨拶役割や、挨拶の例文などを解説します。

出棺とは

「出棺」は、遺体が棺に納められ、葬儀の場所から火葬場へと向かう際の一連の流れのことを言います。
この時、喪主が参列者へ感謝の気持ちを伝える挨拶は、葬儀の締めくくりとして重要な役割を果たします。
この記事では、出棺の挨拶の例文、マナーなどについて解説していきます。

出棺の挨拶:その役割とタイミング

出棺の挨拶は、何のために行うのでしょうか?

生徒
先生

出棺時の挨拶には、参列者への感謝を表明する役割があります。
故人の葬儀に足を運んでくれた参列者へ、心からの感謝の意を伝えます。

出棺の挨拶は、棺を霊柩車に納めた後、見送ってくださる会葬者に対して、喪主が行います。
この挨拶は、告別式の終了時に行う場合もあります。

出棺での挨拶で話す内容

挨拶ではどんなことを話せばいいのでしょうか?

生徒
先生

葬儀に列席いただいたことや、生前中故人様と親しくしていただいたことへの感謝の言葉を伝えます。
さらに残された家族とも、故人様同様にお付き合いいただきたい旨で締めくくるのが一般的です。

一般的には、以下のような構成で出棺の挨拶をすることが多いです。

  1. 会葬のお礼
  2. 故人との生前の親しい交際への感謝の気持ちを伝える
  3. (可能なら、故人の思い出話を述べる)
  4. 今後も変わらない遺族への親しい交際・支援をお願いする

心を込めた自分の言葉で、これらを伝えられるといいですね。

出棺の挨拶の例文

どんな言葉で挨拶をすればいいか、例文を教えていただけると助かります。

生徒
先生

例えば、以下のような例文があります。
「本日はご多忙中のところ、〇〇のためにご会葬くださいまして、誠にありがとうございました。
生前は一方ならぬご厚誼(こうぎ)にあずかり、最後のお見送りまでいただき、故人もさぞかし感謝していることと存じます。
皆さま、〇〇亡き後も故人同様のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。」

以下の挨拶の例文も参考にしてみてください。

「本日はお忙しい中、(続柄、故人名)の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。

おかげさまをもちまして、葬儀も滞りなく済み、これより出棺の運びとなりました。
大勢の方にお見送り頂いて、故人もさぞ感謝していることと存じます。

残された私どもも、故人の遺志を継いで一層頑張っていきますので、生前と変わりなくご指導を賜りますようお願い申し上げます。

本日はありがとうございました。」

出棺の挨拶をする上でのマナーや注意点

出棺の挨拶をする上での注意点はありますか?

生徒
先生

いくつかありますが、まずは簡潔にまとめること。
感謝の気持ちは十分に伝えつつも、長々と話さないようにしましょう。

服装に気を付けましょう。
葬儀の服装は、喪服を着用することがマナーです。
きちんと身を整えて、挨拶に臨みましょう。
また、周囲への配慮も忘れてはなりません。
弔いの場であることを忘れず、落ち着いた態度で挨拶を行いましょう。

出棺の挨拶は喪主以外の人も行う?

出棺の挨拶は、基本は喪主が行うと思うのですが、喪主以外の人が行うこともあるのでしょうか?

生徒
先生

はい、あります。
出棺の挨拶は、喪主だけでなく、親族代表や友人代表が行う場合もあります。
その場合も、上記で述べた内容を参考に、状況に合わせた挨拶を心掛けましょう。

また、宗教や宗派によって、挨拶の内容や形式が異なる場合もあります。
事前に葬儀社などに相談することをおすすめします。

出棺の挨拶まとめ

ありがとうございました。
出棺の挨拶を行う際は、ぜひ参考にさせていただきます。

生徒

出棺の挨拶は、故人を偲び、参列者へ感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
この記事で紹介した内容を参考に、心温まる挨拶ができるよう準備を進めていきましょう。

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