一周忌の挨拶でのポイントを押さえ、参列者へ感謝の気持ちを伝えましょう。
その際は簡潔にまとめることが大切です。
この記事で、一周忌の挨拶の簡単な例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
一周忌の挨拶の仕方について
ご遺族の方々にとって、一周忌は大切な節目です。
故人を偲び、ご家族や親族、友人の方々と共に過ごす大切な時間となります。
しかし、いざ挨拶となると、どのような言葉を選べば良いのか、どのような順番で話せば良いのかと悩まれる方も多いでしょう。
そこで今回は、一周忌の挨拶をスムーズに行えるよう、簡単な例文集とマナーについて解説します。
一周忌の挨拶の目的と心構え
一周忌の挨拶の目的は何でしょうか?
一周忌の挨拶は、故人を偲び、参列者への感謝の気持ちを伝える大切な機会であり、目的でもあります。
一周忌の挨拶をする上での心構えとしては、まず早口にならないこと。
感極まって早口になってしまうこともありますが、ゆっくりと落ち着いて話しましょう。
また、故人を偲ぶ気持ちも大切です。
故人の人となりや思い出を語り、感謝の気持ちを込めて話しましょう。
そして、参列者への感謝の気持ちを伝えます。
遠方から駆けつけてくれた方々や、普段からお世話になっている方々への感謝の気持ちを伝えましょう。
一周忌の挨拶で特に重要なのが、簡単・簡潔に話すこと。
長文になると聞き手が疲れてしまうため、簡潔にまとめることが大切です。
一周忌の法要で挨拶をするタイミング
一周忌の中で、挨拶をするタイミングはいつでしょうか?
挨拶をするタイミングは、4回ほどあります。
法要の始まりと終わり、それから会食の始まりと終わりの時です。
一周忌の挨拶で簡単なのが、法要の始まりの挨拶です。
これから一周忌が始まることを伝えるだけなので、それほど難しくはないでしょう。
その他の挨拶も、伝える内容をおさえておけば、問題なく行えるでしょう。
一周忌の挨拶:簡単な例文集【法要の始まり・終わり】
一周忌での挨拶の例文があれば教えていただけますか?
はい、まずは法要の始まりの時の挨拶の例文を紹介します。
「本日は、お忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。これより、祖父○○の一周忌の法要を執り行いたく存じます」
一周忌法要の終わりの時の簡単な挨拶の例文も紹介します。
「本日はご多忙のなかお集まりいただきましてありがとうございました。
おかげさまで、祖父○○の一周忌法要を無事に終えることができました。
これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
心ばかりではありますが、別室にて席をご用意しております。
お時間の許す限り、どうぞごゆっくりなさってください。
本日はまことにありがとうございました」
一周忌の挨拶:簡単な例文集【会食の始まり・終わり】
会食の際の挨拶の例文も知りたいです。
会食が始まる際の挨拶の例文は、以下の通りです。
「本日はまことにありがとうございました。こうして祖父を偲ぶ席にお付き合いいただくことができ、本当に嬉しく思います。ささやかではございますが、祖父の思い出話でもしながら召し上がっていただければ、何よりの供養になると思います。どうぞ、時間の許すかぎり、ゆっくりとおくつろぎください。」
会食の終わりの際の挨拶の例文は、以下の通りです。
「本日はお忙しいなか、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
こうして皆様と一話をすることができ、祖父にとっても何よりの供養になると思います。
なごりはつきませんが、これにてお開きとさせていただきたいと存じます。
これからも家族力を合わせてやっていきたいと思っているので、どうか変わらぬ支援をお願い致します。
本日はまことにありがとうございました。」
一周忌の挨拶をする上での注意点とマナー
一周忌の挨拶をする上での注意点などがあれば教えてください。
はじめでもお伝えしたように、簡潔に話すことがマナーの一つです。
ダラダラと長く話してしまうと、内容にまとまりがなくなり、一周忌法要が台無しになってしまう恐れもあります。
話す内容をおさえ、簡潔に終えるようにしましょう。
一周忌の挨拶を簡単・簡潔にするのがマナーとはいえ、言葉遣いにも注意が必要です。
丁寧な言葉遣いを心がけるようにしましょう。
二重敬語にならないようにご注意ください。
また、忌み言葉の使用も控えることもマナーです。
不幸の発生や連続を想起させるような言葉や言い回しをしないよう、気を付けましょう。
忌み言葉の例としては、たびたび、次々、苦しい、迷う、数字の4や9などが挙げられます。
一周忌の挨拶を簡単にまとめ
詳しく教えていただき、ありがとうございました。
言葉遣いに気を付けながら、簡単・簡潔に気持ちが伝わる挨拶を心がけたいと思います。
一周忌の挨拶は、故人を偲び、参列者への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
この記事で紹介した例文やマナーを参考に、心のこもった挨拶をしてください。