葬儀の服装・アクセサリーの基本的なマナーについて解説

最終更新日:2024/01/12

葬儀の服装・アクセサリーの基本的なマナーについて解説

葬儀は、故人や遺族への弔意を表す大切な儀式です。その場にふさわしい服装やアクセサリーを身につけることは、故人や遺族への尊敬の念を表すだけでなく、周囲の人々への配慮にもつながります。

そこで今回は、葬儀の服装・アクセサリーの基本的なマナーについて解説します。

葬儀の服装・アクセサリーのマナーについて

葬儀は、故人や遺族を弔う大切な儀式です。そのため、服装やアクセサリーなどの身だしなみにも、しっかりとしたマナーを守ることが大切です。

本記事では、葬儀の服装・アクセサリーの基本的なマナーについて解説します。葬儀に参列する際には、ぜひ参考にしてみてください。

仏事における服装のマナー

初めて仏事に参加することになったんですが、なにを着ればいいのか分かりません。
どのような服装を選べば良いのでしょうか?

生徒
先生

仏事については基本的にブラック、ネイビーブルー、ダークグレーやダークブラウンなど、暗色系で落ち着いた色の服装が良いとされています。小物についても同じく落ち着いた色を選び、派手な模様やデザインの服装やアクセサリーは避けましょう。

仏事とは故人を偲ぶ厳粛な儀式であり、華美な服装やアクセサリーを選ぶことは故人に対する敬意を欠く行為とされます。
予め、丁寧な装いで臨むことが求められます。

適切な仏事の装いについて

暗色系の落ち着いた色を選んで、派手なものは避けるんですね。
では、どのくらいの装いが適切なんでしょうか?

生徒
先生

装いについては、過度にカジュアルな服装は避けるようにしましょう。基本的には、スーツやブラウスとスカート、ワンピースなどきちんとした装いが適切です。シンプルなアクセサリーが許されることもありますが、派手さは避けるべきです。

チュニックやパンツスタイルの服装も一般的には適しているとされています。
ただし、露出度が高いものやフレアや飾り付けが多いものは避け、品の良い配色が求められます。
アクセサリーは有りでも派手さを避け、また特に指輪やピアスなどは控えめなものが望ましいです。

仏事以外の冠婚葬祭にも適用される指針

それでは、私が持っている黒のシンプルなワンピースを着て、小さなパールのピアスをつけていけば大丈夫そうですね。
これらの指針は仏事だけですか?

生徒
先生

これらの指針は仏事において特に重視されますが、ほかの冠婚葬祭でも概ね同じです。しかし、結婚式などでは主役を引き立てるために華やかな服装が推奨されることもありますので、場の雰囲気や主催者の指示に従うことも重要です。

仏事や葬儀に限らず、冠婚葬祭の場合は場の雰囲気や主催者の指示、そしてマナーを考慮することが基本です。
自分が主役ではないことを念頭に置き、他の参列者との調和を考えながら服装やアクセサリーを選びましょう。

微妙なケースにおける適切な装いについて

自分が主役でないことを忘れずに、他の参列者や主催者の指示を考えながら選ぶんですね。それでも微妙なケースだと迷うことがある気がします。適切な装いの範囲についてもっと詳しく教えてもらえますか?

生徒
先生

確かに、微妙な範囲となると一概には言えませんが、基本的には品のあるデザイン、適度な露出、適切な色合いを意識すれば大丈夫です。仏事の場合、露出度は特に気をつけ、例えば袖がないドレスの場合はショールやボレロで肩を隠すなどすると良いでしょう。また、アクセサリーも大げさなものではなく、シンプルで小ぶりなものが望ましいです。

アクセサリーに関しても、まず大切なのは服装との調和です。
大きすぎたり色とりどりのものは避け、小ぶりで落ち着いたものを選ぶことが基本です。

具体的な事例から見る適切な装いの範囲

具体的な事例でわかりやすいです。それなら、黒のワンピースにシルバーの腕時計と小さなパールのピアスは許されるのでしょうか?

生徒
先生

その組み合わせであれば、シンプルかつ落ち着いた雰囲気で適切だと思われます。ただし、シルバーの腕時計が大きすぎたり派手だったりする場合は注意が必要です。また、腕時計は時間を確認するための道具ですので、無駄に見せることなく、自然な形で身につけることを心がけてください。

この例では、黒のワンピースが全体の印象を引き締め、腕時計やパールのピアスが派手さを抑えつつ少しのアクセントを加える形となり、バランスが取れた装いとなっています。
ただし、そのアイテムが大きすぎたりデザインが派手すぎると、全体の印象が崩れてしましますので注意が必要です。

まとめと重要なポイント

ありがとうございます。服装やアクセサリーを選ぶ時は、自分が主役ではないことを念頭に置くこと、場の雰囲気や他の参列者を考慮すること、適度な露出と色、そして品のあるデザインを意識することが大切なんですね。これからはその点を気に掛けながら選んでいきます。

生徒

今回学んだ重要なポイントをまとめます。

  • 基本的には暗色系で落ち着いた色の服装を選ぶ。
  • カジュアルな服装は避け、きちんとした装いが適切。
  • 過度な露出や派手な模様やデザインの服装やアクセサリーは避ける。
  • 場の雰囲気や主催者の指示に従う。
  • 他の参列者との調和を考えながら自分の服装やアクセサリーを選ぶ。

葬儀の服装・アクセサリーのマナーを守ることで、故人や遺族、そして周囲の人々への敬意を表すことができます。ぜひ、この記事を参考に、マナーを身につけてください。

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仏壇の教科書 サイト管理者

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