浄土真宗のお布施マナー:書き方や渡すタイミングなどを解説

最終更新日:2024/08/16

浄土真宗のお布施マナー:書き方や渡すタイミングなどを解説

浄土真宗では、お布施は寺院や僧侶への謝礼ではなく、阿弥陀如来への感謝の気持ちを表すものです。
そのため、独特のマナーがあります。
この記事では、浄土真宗におけるお布施の書き方や渡し方などについて解説します。
金額相場も紹介しているので、参考にしてみてください。

浄土真宗のお布施の書き方について

浄土真宗のお布施は、他の宗派と比べて独特のルールがあります。
せっかくの気持ちを台無しにしないためにも、正しいマナーを身につけておきましょう。
この記事では、お布施の書き方、渡し方、タイミング、金額の目安など、浄土真宗のお布施に関する疑問を余すところなく解説します。

浄土真宗におけるお布施とは

お布施について教えてください。
浄土真宗の場合、どのような意味があるのでしょうか?

生徒
先生

お布施は一般的に、お経をあげてくれた僧侶に対しての謝意として渡す金銭を言います。
しかし浄土真宗の場合は、寺の本尊である「阿弥陀如来」に念仏の教えを説いてもらった感謝の気持ちを表現するものと言われています。

そのため、浄土真宗の場合のお布施は、寺院の本尊にお供えするものを意味します。

浄土真宗のお布施:表書きの書き方とマナー

そうなんですね。
浄土真宗のお布施にはどのような書き方やマナーがあるのかも教えていただきたいです。

生徒
先生

ほかの宗派では、表書きに「御回向料」や「読経料」と書くことがありますが、浄土真宗においては、「お布施」「御布施」以外の表書きは使用しません。
「お布施」または「御布施」と中央上部に書き、その真下に施主の名前を記入します。

「御回向料」や「読経料」などは、僧侶へのお礼を意味します。
先ほどお伝えしたように、浄土真宗のお布施は、僧侶ではなく阿弥陀如来へ感謝の気持ちを示します。
そのため、「お布施」もしくは「御布施」の表書きにするのがマナーです。

お布施の裏側の書き方

お布施の裏側には何か書きますか?

生徒
先生

お布施の封筒の裏側には、左下に住所と電話番号、金額を縦書きで記入します。
郵便番号も記載すると丁寧です。

金額を記入するときは、旧字体で書くのがマナーです。
5万円包む場合は、「金伍萬圓也」と縦書きで記入します。

お布施の金額相場【浄土真宗の場合】

あと、お布施の金額についても教えてください。
あまり多くても少なすぎても失礼なことになると思うんです。

生徒
先生

確かに、お布施の金額は難しい問題ですね。
どのような弔事かでも金額の相場は変動します。
例えば、葬儀の場合のお布施の金額は、10~30万円が相場とされています。

四十九日や一周忌の法要では、3~5万円が相場のようです。
あくまでも目安ですので、悩んだ場合は親族や葬儀社などに相談すると良いでしょう。

お布施の渡し方とタイミング

大変参考になりました。
あと、お布施を渡すタイミングはいつが良いんでしょうか?

生徒
先生

お布施は法要の後に渡すのが一般的です。
もし法要の後に会食がある場合は、会食後に僧侶が帰るタイミングで渡すのが良いでしょう。
また、お布施を直接手渡しするのはマナー違反です。
小さなお盆の上にのせて、表書きが僧侶に向くようにお盆を回してから、渡すようにしましょう。

お布施を渡す際は、「ご本尊様にお供えください」「阿弥陀如来様へのお供えです」などの一言を添えましょう。
僧侶への感謝も伝えたい場合は、本尊への挨拶の後に伝えるようにしてください。

まとめ

いろいろな疑問が解消されて安心しました。
次回からは自信を持って対応できそうです。
ありがとうございました。

生徒

浄土真宗のお布施は、ご本尊への感謝の気持ちを表すものです。
今回ご紹介したマナーを参考に、失礼のないようにお渡ししましょう。
ご不明な点があれば、お寺に相談することをおすすめします。

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仏壇の教科書 サイト管理者

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