法事の服装マナー:カジュアルスタイルで参列しても良いのか?

最終更新日:2024/09/05

法事の服装マナー:カジュアルスタイルでの注意点と具体例

法事は故人を偲び、冥福を祈る大切な場です。
そのため、服装には失礼のないよう、マナーを守ることが重要です。
しかし、近年では「平服でお越しください」と案内される法事も増え、カジュアルな服装で参列しても良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、法事における服装マナーについて詳しく解説します。

冠婚葬祭の服装についての重要性

法事は、故人を偲び、冥福を祈る大切な場です。
参列する際には、故人への敬意を表すために、ふさわしい服装を選ぶことが重要です。
しかし、「平服でお越しください」と案内状に書かれていた場合、カジュアルな服装で参列しても良いのでしょうか?
この記事では、法事における服装マナーについて詳しく解説します。

法事における服装の重要性

法事に参列することになったのですが、服装のマナーはそこまで重要視されないですか?

生徒
先生

そんなことはありません。
法事は、故人との最後の別れとなる場であり、参列者全員が故人への敬意を表すことが求められます。
服装は、その気持ちを表す重要な要素の一つです。
適切な服装を選ぶことは、故人への礼儀だけでなく、周りの参列者に不快な思いをさせないためにも重要です。

浮いた服装で参列してしまうと、場違いな印象を与えてしまい、故人を偲ぶ雰囲気を損ねてしまう可能性があります。

法事における服装の種類

法事で着用する服装について教えていただけますか?

生徒
先生

法事における服装の種類は、正喪服、準喪服、略喪服の3種類に分類されます。

正喪服

最も格式高い服装です。
黒色で光沢のない素材で作られたものが一般的です。

法事で着用する正喪服の例

  • 【男性】紋付羽織袴、モーニングスーツ
  • 【女性】黒紋付の着物、ブラックフォーマル

準喪服

一般的な喪服がこれに該当します。
正喪服よりも格式が低く、葬儀から三回忌まで着用されています。
こちらも黒色が基本です。
光沢のある素材は避けましょう。

法事で着用する準喪服の例

  • 【男性】礼服のブラックスーツ
  • 【女性】礼服のブラックフォーマル

略喪服

最も格式が低く、七回忌以降の法事で着用されます。
地味な色を選び、露出度の高い服装は避けます。

法事で着用する略喪服の例

  • 【男性】カジュアルではない地味な色のスーツ
  • 【女性】カジュアルではない地味な色のスーツやワンピース、アンサンブル

「平服」の意味と注意点

法事の案内状に「平服でお越しください」と書かれていたのですが、これはカジュアルな服装で参列することを意味しているのですか?

生徒
先生

法事の案内状に「平服でお越しください」と書かれていた場合、カジュアルな服装で参列して良いと勘違いする人がいるかもしれません。
しかし、「平服」とは普段着ではなく、略喪服のことを指します。

上記でもお伝えしたように、略喪服は、喪服や準喪服よりも格式が低いですが、決してカジュアルな服装ではありません。
地味な色を選び、露出度の高い服装や派手な服装は避ける必要があります。

アクセサリーの注意点

アクセサリーはどんなものを付ければ良いでしょうか?

生徒
先生

法事では原則、結婚指輪のみ付けるのがマナーとされています。

ただし、洋装で参列する場合は、真珠のネックレスやイヤリングは許容されています。
その他のアクセサリーは基本付けないのがマナーです。

子供はカジュアルな服装でも良い?

子どもの服装についても教えてください。
子どもはカジュアルな服装でも問題ないですか?

生徒
先生

法事は故人を供養するための場ですので、子どもであってもカジュアルな服装は避けたほうが良いです。
ただし、子どもの場合は喪服を用意する必要はありません。
子どもの礼服は制服ですので、幼稚園や学校の制服を着用しましょう。

制服がない場合は、派手な柄などの服は避け、シンプルな洋服を着用しましょう。

法事での子供の服装

  • 【制服がある】制服
  • 【制服がない】黒・紺のブレザー+白のポロシャツやワイシャツ+黒・紺のボトムスなど

まとめ

教えていただきありがとうございました。
カジュアルな服装は避け、喪服を着用して法事に参列したいと思います。

生徒

法事は故人への敬意を表す大切な場です。
参列する際には、服装のマナーを守り、失礼のないようにしましょう。
もし、「平服でお越しください」と案内状に書かれていた場合は、カジュアルな服装ではなく、略喪服を選ぶようにしましょう。
この記事が、法事における服装選びの参考になれば幸いです。

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