【喪主挨拶】失敗しない簡単な例文をシーンごとに紹介

最終更新日:2024/08/04

短時間で心を込めた喪主挨拶の準備法と具体例

葬儀中に喪主挨拶をする時があります。
その際、何を話せばいいか悩んでしまいますよね。
この記事では、失敗しないための簡単な例文をシーンごとに紹介し、喪主挨拶のポイントを解説します。
ぜひ参考にしてください。

喪主挨拶は簡単でシンプルに

葬儀では、喪主挨拶をするタイミングがいくつかあります。
しかし、どのような挨拶をすればいいか、悩んでしまいますよね。
この記事では、失敗しない簡単な例文をシーンごとに紹介し、喪主挨拶の準備をサポートします。
故人との思い出や感謝の気持ちを、自分の言葉で伝えられるよう、参考にしていただければ幸いです。

喪主挨拶を失敗しないポイント:簡単でシンプルに

私が喪主となり、挨拶をすることになりました。
しかし、正直な所何を話せば良いのか分かりませんし、失敗しないか不安です。
何かポイントはありますか?

生徒
先生

喪主挨拶を失敗しにくくするには、シンプルで簡単に挨拶にすることです。
あれもこれも話そうとすると、長くなってしまい、話を締めることができにくくなります。
挨拶の内容を絞り、簡潔にまとめると良いでしょう。

例え簡単な挨拶であっても、心を込めて丁寧に挨拶をすることで気持ちは伝わります。
また、参列者の方々の精神的な負担にならないように、湿っぽい内容は避け、簡潔にまとめることも大切です。

喪主挨拶をするタイミング:簡単な言い回しも紹介

そうなんですね、喪主挨拶をするタイミングも教えていただけますか?

生徒
先生

喪主挨拶をする主なタイミングは、通夜の後、告別式後、精進落としです。

どのシーンでも、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
以下の言い回しを、覚えておくと、とっさの時にも役立ちますよ。 

  • 「本日はお忙しいところ、父・○○の葬儀にご参列くださり、誠にありがとうございました」
  • 「皆様にはご多忙中にもかかわらず、母・○○の告別式にご会葬賜り、厚く御礼申し上げます」
  • 「本日はご多用のところ、亡き父・○○のためにお集まりくださいまして、誠にありがとうございました」
  • 「生前に賜りましたたくさんのご厚意に厚くお礼申し上げます」
  • 「生前にいろいろとお世話になりましたこと、故人に代わりまして厚くお礼申し上げます」
  • 「○○の存命中、皆様方には大変お世話になりました。この場をお借りして深く感謝申し上げます」

通夜の後の喪主挨拶の例文

では、通夜の後の喪主挨拶の例文を教えていただけますか?

生徒
先生

通夜の後に行う喪主挨拶は、参列してくださった皆さんに簡単に挨拶します。
以下のような構成で、挨拶文をまとめましょう。
① 参列への感謝
② 告別式の日程や場所の案内
③ 結びの挨拶

通夜の後の喪主挨拶の例文は、以下のとおりです。

「本日は、お忙しいところ亡き○○の通夜にご足労いただき、誠にありがとうございます。
故人もさぞかし喜んでいることと存じます。
尚、明日の葬儀は△△時より××で執り行う予定です。
本日は誠にありがとうございました。」

告別式の後の喪主挨拶の例文

次に、告別式後の喪主挨拶を教えてください。

生徒
先生

告別式の後に出棺があります。
その際に、喪主が位牌を持って挨拶を行います。
参列者全員に対し、参列と生前お世話になったことへの感謝の気持ちを伝えましょう。

この時の挨拶の例文は、以下の通りです。

「本日はご多忙の中、父・○○の葬儀にご会葬いただきまして、誠にありがとうございます。
父は、昨年の秋に倒れ、その後入院しておりましたが、三日前に容体が急変し、そのまま眠るように逝去いたしました。
享年72歳でした。
息子としては父を失ったことがまだ信じられない思いでございますが、父は苦しい闘病生活から開放され、ほっとしているかと思います。
生前ご厚誼を賜ったこと、故人に代わって厚く御礼申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。」

精進落としでの喪主挨拶の例文

最後に、精進落としでの喪主挨拶について教えてください。

生徒
先生

精進落としでは、始まりと終わりに挨拶を行います。
もし法要が決まっている場合は、その案内も終わりの挨拶の時に伝えると良いでしょう。
まず、精進落とし開始のときの喪主挨拶の例文を紹介しましょう。
「本日は、亡き○○のためにお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
おかげさまで、つつがなく葬儀・告別式を済ませることができました。
改めてお礼申し上げます。
ささやかではございますが、精進落としの席を用意いたしましたので、お時間の許す限り、おくつろぎください。
本日は、誠にありがとうございました。」

次に、精進落とし終了時の挨拶の例文です。
締めの挨拶となりますが、最後まで簡潔な挨拶を心がけましょう。

「本日は、お集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
私どもの知らない父の姿を皆様より伺うことができ、感無量でございます。
もっと故人の思い出話など伺いたいところではございますが、あまりお引き止めするのはご迷惑かとも存じますので、これにてお開きとさせていただきます。
なお、四十九日の法要は△月×日を予定しております。
足元暗くなっておりますので、どうぞお気をつけてお帰りください。
本日は、誠にありがとうございました。」

まとめ

たくさん例文を紹介してくださりありがとうございました。
参考にして、喪主挨拶の内容を考えたいと思います。

生徒

例文はあくまで参考例です。
故人との思い出や、伝えたい想いを加えて、オリジナルの挨拶を作成しましょう。

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