故人を偲び、参加者に感謝の気持ちを伝える一周忌法要の会食後での挨拶。
この記事では、一周忌の会食後の挨拶で役立つ例文や、心掛けるべき注意点などを解説します。
挨拶に不安を感じる方に役立つ情報が満載です。
挨拶の重要性と準備
一周忌法要の会食後の挨拶は、締めの挨拶となることが多いです。
ただし、いざ挨拶を使用としても、故人への敬意を示すこの場において、何を言うべきか、どのようなトーンで話すべきか不安を感じる人は少なくありません。
今回は、一周忌法要の会食後の挨拶について詳しく学んでいきましょう。
一周忌の挨拶:会食後に挨拶するタイミングはいつ?
一周忌の会食後に挨拶することになりました。
具体的に、どのタイミングで挨拶をすればいいのでしょうか?
会食終了の時間が近づいて来た頃合いで行うことが一般的です。
だいたい会食は1時間半~2時間ほどでお開きになることが多いです。
その頃合いに、挨拶をはじめると良いでしょう。
会食後の挨拶をする際、参加者同士で話が盛り上がっていないか、料理の進み具合を見ておきましょう。
途中で止めてしまわないよう、参加してくださった方全員が落ち着いたタイミングを見計らうことが大切です。
お開きのタイミングに迷ったときには、料理業者さんのスタッフに相談してみるのも良いかもしれません。
挨拶時の言葉遣いと心掛け
挨拶の際の言葉遣いは、どのように心がけるべきだと思いますか?
挨拶の言葉遣いについては、堅苦しすぎる言葉遣いを使う必要はありません。
ですが、落ち着いた口調で、丁寧且つきちんとした言葉を選ぶと良いでしょう。
忌み言葉にも注意することも大切です。
忌み言葉とは、不吉なことを連想させる言葉のことです。
例えば、「消える」「落ちる」「流す」「たびたび」「ますます」などです。
これらの言葉を使わずに、簡潔に挨拶できると良いですね。
一周忌の挨拶:会食後に挨拶する際の例文
では、会食後に挨拶する際の例文を教えていただけますか?
会食終了の時間が近づいて来た頃合いで、喪主から閉会の挨拶を行います。
挨拶は、「参列へのお礼」「返礼品がある旨」を盛り込みつつ、簡潔に済ませるようにしましょう。
一周忌の挨拶で、会食後の挨拶は締め挨拶になります。
例文は以下の通りです。
「本日はお忙しい中、たくさんの方にお集まりいただきまして本当にありがとうございました。
懐かしい話を聞けて、父もさぞ喜んでいると思います。
これにて最後のご挨拶とさせていただきます。
これからもご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
ささやかですが、お手元にお礼の品を用意しております。
お気をつけてお帰りください。」
挨拶中に泣いてしまったり言葉に詰まったりした場合
会食後の挨拶中に泣いてしまったり、言葉に詰まってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
泣いてしまっても、それは自分の感情が湧き上がった証です。
言葉に詰まってしまった場合も、深呼吸をして一度落ち着く時間を持つと良いですよ。
泣いたり言葉に詰まったりすることは、自分の気持ちが強く表れる証拠です。
それは、自分が故人をどれほど思慕していたかを示しているのです。
では、もし泣いてしまったらどうすれば良いか。
それは、自身の感情に素直になり、その場の流れに身を任せることです。
例えば、深呼吸をすることで、自分自身を落ち着かせることができます。
一周忌法要後、会食なしの場合の挨拶例
もし会食がなかった場合は、締めはどのように挨拶するのですか?
法要後に締めの挨拶をするのが一般的です。
事情によって会食がない場合、「参列へのお礼」「会食がない旨を説明」「僧侶へのお礼」の3つを盛り込み、簡潔に挨拶を済ませましょう。
一周忌の挨拶は、会食後の挨拶が締めとなることが多いです。
ですが、会食なしの場合は法要後の挨拶で締めくくることになるでしょう。
その場合の例文は、以下の通りです。
「本日はお忙しい中、父○○の一周忌法要にお集まりいただきありがとうございます。
おかげさまで、無事法要を終えることができました。
多くの方にお越しいただき、母も喜んでいると思います。
皆様とともに粗宴を囲みたいところではございますが、諸事情により、これにてお開きにしたいと思います。
○○(僧侶の名前)様、おつとめいただき、ありがとうございました。」
まとめ
本当に参考になりました。ありがとうございました。今後は感謝の言葉を述べ、故人に対する思いを伝えることの大切さを改めて理解できました。また、泣いてしまった場合や言葉に詰まってしまった場合でも、それは自分の感情が湧き上がった証だと理解できたので、不安は少し和らぎました。
一周忌の会食後の挨拶は、故人を偲び、参列者への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
この記事を参考に、心温まる挨拶をして、故人の冥福を祈ってください。