喪主挨拶のポイントと例文:故人の息子が喪主を務める場合

最終更新日:2024/10/15

息子のための喪主挨拶ガイド:感謝と決意を伝える方法

喪主は、遺族を代表して挨拶をする重要な役割を担います。
特に、故人の息子が喪主を務める場合、参列者への感謝の気持ちに加え、父親との思い出や、息子としての視点から見た人柄などを伝えることが大切です。
この記事では、故人の息子が喪主を務める場合の挨拶のポイントを解説します。

故人の息子が喪主を務める場合の喪主挨拶

故人を送り出す大切な場である葬儀において、喪主の挨拶は重要な役割を果たします。
特に、故人の息子が喪主を務める場合、参列者への感謝の気持ちに加え、父親との思い出や人柄を伝えることで、より心温まる挨拶となるでしょう。
この記事では、故人の息子が喪主を務める場合の挨拶のポイントを解説します。

喪主挨拶の基本構成

喪主挨拶では、どんな内容を話せばいいのでしょうか?

生徒
先生

喪主挨拶の基本的な構成は以下の通りです。
1.自己紹介と参列への感謝
2.故人との関係と簡単なエピソード
3.故人の人柄や功績
4.参列者への感謝と今後のお願い
5.結び

喪主挨拶は、参列者への感謝の気持ちと故人への敬意を伝える重要な役割を担っています。
基本的には、上記の構成で挨拶を組み立てると良いでしょう。

喪主挨拶を考えるときのポイント

喪主挨拶を考えるときのポイントは何かありますか?

生徒
先生

挨拶文を考える際には、テンプレートに頼るのではなく、自分の言葉で故人との思い出や感謝の気持ちを伝えることが大切です。
原稿を読むだけでなく、顔を上げ、参列者と目を合わせながら話すことで、より気持ちが伝わりやすくなります。

また、葬儀では、死や別れを連想させる言葉は避け、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
具体的には以下のような言葉が忌み言葉とされています。

  • :逝去、永眠、旅立ちなど
  • 切る:断ち切る、別れなど
  • 返る:帰る、戻るなど

喪主挨拶の時間

喪主挨拶はどのくらいの時間話せばいいのでしょうか?

生徒
先生

喪主挨拶は、長くても3分程度にまとめるのが一般的です。

長すぎると参列者の集中力が途切れてしまうため、簡潔に要点だけを伝えるようにしましょう。
不安な場合は、本番前に練習しておくと良いかもしれません。
時間配分や言い回しなどをチェックしておくと安心です。

故人の息子が喪主を務める場合の挨拶の例文【告別式】

告別式で喪主挨拶をするときの、具体的な例文を教えていただきたいです。
故人の息子が喪主を務める場合で、お願いします。

生徒
先生

はい、例文は以下などが挙げられます。
「本日はご多忙の中、父・〇〇(故人の名前)の葬儀にあたりまして多数のご会葬をいただき、誠にありがとうございます。
私は長男の〇〇でございます。
喪主として一言ごあいさつを申し上げます。
生前、父は〇〇として働いており、家ではよく仕事のやりがいを語っていました。
父と同じ仕事に就いた今、生前に父が語っていたことの重みが分かります。
私たちが子供の頃には、休日によくキャッチボールをしてくれたことを思い出します。
子煩悩で、仕事も家族も大切にする父でした。
闘病の期間もありましたが、皆さまのお陰で職務をまっとうできましたことを、故人に代わり深く感謝いたします。
生前賜りましたご厚情に対し、深くお礼申し上げると同時に、今後私どもに、変わりのないご厚情を賜りますようお願いいたします。
簡単ではございますが、これをもちましてお礼のあいさつに代えさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。」

告別式では、式を閉じる前に喪主挨拶をします。
その際は、上記のような挨拶をしてみてください。

故人の息子が喪主を務める場合の挨拶の例文【通夜】

告別式以外でも、喪主挨拶は行うのですか?

生徒
先生

はい、通夜でも喪主挨拶をします。
通夜が終わるときに、以下のような挨拶を行います。
「本日はご多忙な中、母・〇〇〇の通夜にお越しいただき、誠にありがとうございます。
生前仲良くしていただいた皆さんに見守られて、母も喜んでいることと思います。
ささやかではございますが、別室にお食事を用意いたしました。
生前の思い出などをお聞かせいただければと思います。
なお、葬儀と告別式は、明日の〇時より〇〇にて執り行う予定です。
ご参列のほど、何卒よろしくお願いいたします。」

また、精進落としの前後にも喪主挨拶をします。
それぞれの例文は以下の通りです。

精進落とし開始時の喪主挨拶の例文

開始時のあいさつの例文は次のとおりです。

「本日はご多忙な中、父の葬儀にお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
おかげさまで葬儀、告別式も滞りなく終えることができました。
ささやかではございますが、精進落としの席をご用意いたしました。
お時間の許す限りおくつろぎください。
本日はありがとうございました。」

精進落とし終了時の喪主挨拶の例文

終了時のあいさつの例文は次のとおりです。

「本日はご多忙な中ありがとうございました。
皆さまのお話をおうかがいしたいところですが、お時間となりましたので、これにてお開きにしたいと存じます。
本日は誠にありがとうございました。」

まとめ

感謝の言葉を述べるのはもちろん、自分自身の決意も伝えることが重要なんですね。
例文も参考になります。
丁寧に教えていただきありがとうございました。

生徒

喪主挨拶は、参列者への感謝の気持ちを伝える大切な場です。
上記のポイントを参考に、故人の息子としての気持ちを込めた、心のこもった挨拶を心がけましょう。

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仏壇の教科書 サイト管理者

作成者: 仏壇の教科書 サイト管理者

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