大切な方の旅立ちに際し、失礼のないように参列するためには、服装は重要な要素の一つです。
近年では、洋装が主流になりつつありますが、和装の喪服で参列することもあるでしょう。
しかし、着物に慣れていない方にとっては、喪服の選び方や着付け、マナーなど、わからないことだらけかもしれません。
そこで今回は、着物の喪服をレンタルする方法と注意点、マナーについて詳しく解説します。
喪服の着物スタイルについて
近年、洋装が主流となっている日本の葬儀において、和装喪服を選ぶ人も増えています。
和装での参列を希望する場合は、喪服の着物について正しい知識を身につけておくことが大切です。
この記事では、着物の喪服をレンタルする方法、レンタル時の注意点、そして参列時のマナーについて解説します。
着物の喪服をレンタルする方法：葬儀社
身内の葬式で小物の喪服をレンタルしようと思っています。
どこでレンタルすることができますか？
生徒
先生
いくつかありますが、まず葬儀社でレンタルすることが可能です。
多くの葬儀社は、喪服のレンタルサービスを提供しています。
遺族の場合は、葬儀の手配と合わせて喪服のレンタルを依頼するのが一般的です。
葬儀社に相談すれば、予算や体型に合った喪服を提案してもらえます。
着物の喪服をレンタルする方法：貸衣装店
葬儀社以外だと、どこで借りることができますか？
生徒
先生
貸衣装店でもレンタル可能です。
貸衣装店でも、喪服のレンタルを取り扱っています。
豊富な品揃えから選ぶことができ、小物類も一緒にレンタルできるのがメリットです。
ただし、葬儀社に比べて料金が高くなる場合もあります。
着物の喪服をレンタルする方法：ネット
ネットでもレンタルすることは可能なのでしょうか？
生徒
先生
はい、可能です。
近年では、インターネットで喪服をレンタルできるサービスも増えています。
自宅にいながら簡単に申し込みでき、料金も比較的安価です。
ただし、実際に着物を見て確認できないというデメリットがあります。
レンタルする際の注意点
実際にレンタルする場合、どんな点に注意が必要ですか？
生徒
先生
レンタル期間やオプションなどはよく確認することが大切です。
着物の喪服をレンタルする際には、以下の点に注意する必要があります。
- レンタル期間
レンタル期間は、3泊4日であることが多いです。
通夜の前日から告別式の後日までレンタルするのが一般的ですから、日にちに注意して借りるようにしましょう。
- 付属品
喪服には、着物以外にも帯、襦袢、肌襦袢、小物類などが必要です。
レンタル料金に何が含まれているのか、事前に確認しておきましょう。
- オプション
着付けやヘアメイクなどのオプションサービスも用意されています。
必要な場合は、事前に予約しておきましょう。
着物の喪服で参列する際のマナー
着物の喪服で参列する場合、気を付けるべきマナーはありますか？
生徒
先生
そうですね、いくつか注意すべきマナーはあります。
例えば、「格に気をつける」ことです。
喪主や遺族・親族といった葬儀を執り行う側の方が、格の高い服装をするのが着物のマナーと言われています。
そのため、親族の葬儀の場合であれば、正喪服を選ぶと良いでしょう。
正喪服の着物は、染め抜きの5つの紋のついた黒喪服を指します。
着物の小物については、帯・帯締め・帯揚げ・草履も全て黒のものを合わせるのがマナーです。
長襦袢と半襟、足袋は白のものを着用します。
帯留めなどのアクセサリーは付けません。
髪型はシンプルに、耳より下の高さでまとめます。
必要以上につやを出すことや、おしゃれに見える髪型は避けましょう。
帯留めと同様に、髪飾りは不要です。
まとめ
着物の喪服をどこでレンタルできるか、知ることができました。
また、着物には着物のマナーがあるのですね。
マナーに注意して、着物で葬儀に参列したいと思います。
生徒
着物の喪服をレンタルする際には、上記のような点に注意し、マナーを守って着用することが大切です。
大切な方との別れを、心静かに見送ることができるよう、事前にしっかりと準備しておきましょう。
