一周忌法要の挨拶マナー:挨拶のタイミングや例文をご紹介

最終更新日:2025/01/09

一周忌法要の挨拶マナーと具体例 | 敬意を持って言葉を伝える方法

大切な故人の一周忌法要。
この記事では、一周忌法要での挨拶のタイミングや、例文をご紹介します。
忌み言葉やタブーなども解説するので、スムーズに進行できるよう、事前にしっかりと準備しておきましょう。

一周忌法要での挨拶のマナーと具体例

一周忌法要を執り行う際、喪主の挨拶は欠かせません。
しかし、何をどう話せば良いか迷う方も多いでしょう。
この記事では、一周忌法要での挨拶のタイミングや、例文を交えながら、スムーズな進行に繋がるマナーについてご紹介します。
忌み言葉やタブーについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

一周忌法要で挨拶をするタイミング

一周忌法要で挨拶をするのですが、どのタイミングで挨拶をするのでしょうか?

生徒
先生

一周忌法要では、法要前と法要後、会食前、会食後に挨拶をするのが一般的です。

法要前では、法要をこれから始めると挨拶をします。
一番簡単な挨拶ですね。
法要後の挨拶では、参列のお礼やこれからの支援を願うことを伝えます。
会食前後の挨拶は、会食の始まりと終わりの挨拶をします。
終わりの挨拶では、最後まで付き合っていただいたお礼、これでお開きであること、今後も支援を願う旨などを伝えます。

一周忌法要での挨拶マナー

挨拶をする際、どんなマナーに気を付けるべきですか?

生徒
先生

挨拶の時間には注意が必要です。
挨拶は長すぎると、ダラダラとした印象になってしまいます。
そのため、極力簡潔にまとめることが大切です。
1分程度でまとめられるようにしておきましょう。

忌み言葉を使用しないことも、守るべきマナーの一つですね。
忌み言葉とは、不幸が発生したり連鎖させたりすることを想定させる言葉のことをいいます。
例えば、たびたび、重ね重ね、苦しむ、迷う、四、九などです。

一周忌法要での挨拶例:法要前

挨拶の例文があれば、教えていただきたいです。

生徒
先生

はい、では法要前の挨拶からご紹介します。
「本日は、お忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。ただいまより、母○○の一周忌法要を始めさせていただきます。」

雨が降っていれば「足元が悪いなかお集まりいただき~」と始めるのも良いでしょう。
遠方の方が多ければ「遠方よりお集まりいただき~」などもよく使われます。

一周忌法要での挨拶例:法要後

法要後の挨拶の例文も教えていただけますか?

生徒
先生

はい、もちろんです。
「本日はご多忙のなかお集まりいただきましてありがとうございました。おかげさまで(続柄と名前)の(四十九日・一周忌など)の法要を無事に終えることができました。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます」
などと伝えます。
会食がある場合は、この後に、
「心ばかりではありますが、別室にて席をご用意しております。お時間の許す限り、どうぞごゆっくりなさってください。本日はまことにありがとうございました」
と続けるといいでしょう。

一周忌法要後の会食がない場合は、以下をつなげて挨拶するようにしましょう。

「本来であれば皆様と一緒に粗宴を囲みながら母を偲びたいところではありますが、本日はこれでお開きとさせていただきます。
お荷物かと思いますが、心ばかりのものを用意しておりますので、お忘れなきようお持ち帰り下さいませ。
本日はまことにありがとうございました」

一周忌法要での挨拶例:会食前後

会食の前と後の挨拶の例文も教えてください。

生徒
先生

会食前は、以下のような挨拶をするといいでしょう。
「本日はまことにありがとうございました。こうして母を偲ぶ席にお付き合いいただくことができ、本当に嬉しく思います。ささやかではございますが、母の思い出話でもしながら召し上がっていただければ、何よりの供養になると思います。どうぞ、時間の許すかぎり、ゆっくりとおくつろぎください」

一周忌の会食後の挨拶の例文は、以下の通りです。

「本日はお忙しい中、たくさんの方にお集まりいただきまして本当にありがとうございました。
懐かしい話を聞けて、母もさぞ喜んでいると思います。
これにて最後のご挨拶とさせていただきます。
これからもご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
ささやかですが、お手元にお礼の品を用意しております。
お気をつけてお帰りください。」

まとめ

たくさん参考になる情報を教えていただき、ありがとうございました。
これを参考に、適切な挨拶を心掛けていきたいと思います。

生徒

一周忌法要は故人を偲び、ご遺族の気持ちを支える大切な儀式です。
挨拶は、参列者への感謝の気持ちを伝えるとともに、故人の冥福を祈る心を込めて行いましょう。
この記事でご紹介した例文やマナーを参考に、忌み言葉を避け、故人を偲ぶ温かい言葉で、参列者へ感謝の気持ちを伝えてください。

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