【喪中はがきのマナーと返事の仕方】知っておきたい対応方法

最終更新日:2024/03/21

【喪中はがきのマナーと返事の仕方】知っておきたい対応方法

喪中はがきを受け取った時に適切な対応を知ることは大切です。
基本的には返事は必要ないですが、特別な関係性や内容によっては返事をする場合も。
喪中期間中の年賀状やお祝い事についても理解しましょう。

喪中はがきのマナーと対応方法について

冠婚葬祭にまつわるマナーは、年齢や立場により経験すれば意識してしまうもの。今回のテーマは「喪中はがき」について、どのような内容が一般的であり、受け取った際のマナーや返事の仕方について詳しく解説します。喪中はがきを受け取った時にどのように対応するべきか、どういった返事が必要なのか、そのマナーを知ることで冠婚葬祭時の行動に迷うことが少なくなるでしょう。

友人から喪中はがきを受け取った場合の対応

友人から喪中はがきが届きました。このはがきには具体的にどう対応すればいいんでしょうか?

生徒
先生

「喪中はがき」とは、その家庭が1年間喪に服していることを知らせるためのはがきです。基本的には、そのはがきを受け取った年の年末年始の挨拶は控える、というのがマナーです。

喪中はがきを受け取った場合、基本的には返事をする必要はありません。
ただし、特別な関係性がある場合や、喪中はがきの内容によっては、返事をすることもあります。

特別な関係性や内容での喪中はがきへの返事の必要性

たとえば、どんな特別な関係性や内容だと返事が必要になるのでしょうか?

生徒
先生

例えば、親しい友人や身内など、特別な関係性がある場合は、手紙や電話でお悔やみの意を表すと良いでしょう。また、喪中はがきに「お返事ください」など、具体的な指示がある場合も返事をすることが求められます。

追加しますが、お返事する場合は、その年の残りの期間に合わせた挨拶を添えるとともに、お悔やみの言葉を述べるようにしましょう。
具体的な文例としては「先日は喪中はがきをいただき、ありがとうございます。
◯◯様のご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。
」といった形になります。
しかし、無理に文面を作る必要はありません。
素直な気持ちを伝えることが大切です。

喪中はがきと年賀状の関係性について

喪中はがきが届いたら、年賀状は送らないふうに聞きますが、その理由は何ですか?

生徒
先生

喪中は、その家庭が故人を偲び悲しむ期間で、おめでたいことや楽しいことを控えるのが一般的です。ですから、喪中はがきが届いた場合に、年賀状を送るというのは、その家庭の喪の意に反する行為となります。それにより、相手を不快にさせる可能性がありますので、注意が必要です。

すなわち、喪中期間中は、善意から送られるおめでたい挨拶が相手にとっては重荷になる可能性も考えられるからです。
また、喪中はがきは、その家庭が喪に服していることを知らせ、ご迷惑をおかけしないための配慮の一環でもあります。

喪中はがきを出す時期とお祝い事について

喪中はがきを出す期間はいつからいつまでなのでしょうか?また、喪中期間中に誕生日や結婚式などのお祝い事があった場合はどうすればいいのでしょうか?

生徒
先生

喪中はがきを出す一般的な期間は、故人の命日が過ぎるまでの1年間です。また、喪中期間中にお祝い事があった場合でも、一般的にはその期間内は喪に服するため、お祝い事は控えることが一般的です。

マナーの観点から見ると、喪中期間中にはお祝い事を控えるのが一般的ですが、現代ではそれほど厳密に守られていないことも事実です。
しかし、人によって極めて個別的な事情もあるため、最終的には自身の感じ方や、親しい人々との関係性を考えて対応するのがベストです。

喪中期間中の結婚式への対応について

具体的な例を教えていただけますか?例えば、喪中はがきをいただいたけど、その友人が結婚して結婚式を挙げるという場合です。

生徒
先生

喪中期間中に結婚式を挙げる場合、基本的にはその期間中は喪に服することが一般的ですが、現代では少し柔軟に考えていただいても良いかもしれません。要は、その人がどれだけその喪が終わったと感じるか、または、その人の家族や親戚がどの程度喪に服していると考えるかが重要です。

その友人にとって、結婚は一生に一度の大事な出来事ですし、その喜びをみんなで分かち合いたいと考えるのは自然なことでしょう。
出席することになれば、式やパーティに出席し、心から祝福することが大切です。

喪中はがきに関するポイントを振り返る

喪中はがきの対応について、初めて知るマナーも多く、非常に参考になりました。今後、喪中はがきを受け取ったときには、適切な対応ができそうです。また、新たな疑問が出てきたらぜひお伺いさせていただきます。

生徒

今回学んだポイントを振り返ってみましょう。

  • 喪中はがきを受け取った場合、基本的には返事は不要。
  • 年賀状は送らない。
  • 特別な関係性がある場合や、はがきに返事を求める内容がある場合は、お悔やみの言葉を添えて返事をする。
  • 喪中期間は、故人の命日が過ぎるまでの1年間とされる。
  • 喪中期間中にお祝い事があった場合でも、一般的にはその期間内は喪に服するため、お祝い事は控える。

以上の5つが大切です。
これらの知識を持つことで、きっと故人やその家族に対する配慮ができるでしょう。

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