【七回忌法要準備とマナー】招待客選びや費用についてのノウハウ

最終更新日:2024/09/15

【七回忌法要準備とマナー】招待客選びや費用についてのノウハウ

本記事では、七回忌法要の意義や進行、招待客の選び方、費用の目安などを丁寧に解説。
故人を偲ぶ大切な機会をスムーズに進めるためのノウハウをお伝えします。

七回忌の意義と準備

七回忌法要は、故人が亡くなってから6年後の祥月命日に行われる法要です。祥月命日とは、亡くなった月と日と同じ日です。ただし、地域によっては、祥月命日の前後に繰り上げて行う場合もあります。

しかし、この七回忌が近づいてくると具体的にどのような準備を行なっていいのか、どのようなマナーで進行すればいいのか、また招待客をどのように選ぶべきなのか、実際の費用についてどの程度見積もるべきか、多くの人が戸惑いを感じるかもしれません。

そこで今回は、七回忌の意義や進め方、準備の仕方、マナー、招待客の選び方、費用について理解を深めていきましょう。

七回忌法要の進行と供物

七回忌の法要はなぜ行うのでしょうか?具体的にはどのように進行すれば良いのでしょうか?

生徒
先生

七回忌は、亡くなった人を偲び、またその死をきっかけに生きている私たち自身が命の大切さを実感し、感謝の気持ちを持つ機会ともなります。七回忌の進行については、まずは葬儀社に相談し、寺院や僧侶を紹介してもらうのが一般的です。その後、ご住職と日程を相談し、法要を執り行ってもらいます。参列者は、喪服を着用するのが一般的です。通常、法要の後は焼香を行い、供物を供えて読経します。続いて、会食を行い、供養のための食事をみんなでいただき、その後は故人の思い出話などをして過ごします。

ここでいう「供物」は、往々にして季節のものや、故人が生前好きだった食べ物などが選ばれます。
故人を偲ぶことのできるアイテムですので、雰囲気を大切に選ぶと良いでしょう。
また、七回忌の法要では食事を共にすることが多いです。
これは、故人を偲びながら、生活を共にした家族や親族、親しい友人たちとの繋がりを再確認することで、喪失感を緩和し、故人への思いを新たにすることを意図していると言えます。

招待客の選び方と注意点

七回忌の法要に招待する人はどのように選べば良いのでしょうか?

生徒
先生

まず基本的には、身内や遺族から開始します。その後、故人が生前親しかった友人や知人、そして同僚なども招待対象となります。

七回忌の法要は家族行事ではありますが、それは故人だけでなく、故人を取り巻く人々の「絆」を再確認する場でもあります。
そのため、招待対象は故人と親しい関係にあった人々を基本に選びます。
ただし、あまりにも多くの人を招待すると、逆に故人を偲ぶ場が騒がしくなってしまう恐れもあるため、バランスを見て調整することが重要です。

七回忌法要の費用について

七回忌の法要にかかる費用について詳しく教えていただけますか?

生徒
先生

七回忌法要にかかる費用は、いくつかの要素に分けられます。まず最初に、お寺にかかる費用があります。これには、お布施、読経料、お車代、御膳料などが含まれます。次に、会食を行う場合は、会食費用、料理の費用、会場費などが含まれます。また、供物料、返礼品代、印刷代、交通費なども考慮する必要があります。具体的な費用については、お住職や料理屋さんなどと相談しながら調整するのが一般的です。

七回忌の費用は、どれくらい豪華にするか、何人くらい招待するかにより変わります。
また、地域や宗派によっても違いがあります。
大体の目安としては、約十万円から数十万円程度と考えておけばよいでしょう。
ただし、無理に多額の費用をかける必要はありません。
あくまで故人を偲ぶことが目的ですので、その前提を忘れないようにしましょう。

七回忌法要の引き出物について

参列者全員に対して引き出物を提供するべきですか?

生徒
先生

お供えをいただいたら、そのお返しとして引き出物をお渡しすることが基本です。

基本的に、お供えをいただいたら引き出物をお渡しします。引き出物でよく選ばれる品物は、食品類やタオルなどです。

七回忌法要に関するまとめ

今回の会話を通じて、七回忌法要の意義や進行の方法、そして招待の方法や費用まで、詳しく知ることができてうれしいです。故人を偲び、生きている私たち自身が命の尊さを感じる機会ということを改めて知りました。ありがとうございました。

生徒

今回以下のことを学びました。

  • 七回忌法要は、故人のための供養だけでなく、生きている私たち自身が命の尊さを感じる機会でもある。
  • 招待対象は故人と親しい関係にあった人々を基本に選び、費用はどれくらい豪華にするか、何人くらい招待するかにより変わる。
  • しかし、何よりも大切なことは、故人を偲び、故人への思いを新たにすることであり、その点を忘れないようにすること。

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