お布施の金額:葬儀や法要ごとのお布施の相場を紹介

最終更新日:2024/08/08

お布施の相場とは?地域や宗派による違いを解説

この記事では、葬儀や法要ごとのお布施の金額の目安と、正しいマナーについて解説します。
お布施に関する疑問を解消し、失礼なくお布施を渡せるようにしましょう。

お布施はいくら包む?

大切な方が亡くなった後、葬儀や法要の準備で慌ただしい中、お布施の金額や渡し方に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、葬儀や法要ごとのお布施の相場を紹介していきます。
また、正しい渡し方のマナーについても解説します。

お布施とは?いくら包む?

まず、お布施について教えていただけますか?

生徒
先生

お布施とは、読経や戒名授与に対する僧侶への謝礼金を指します。
包む金額は、葬儀や法要ごとに金額の目安が異なります。
また、あくまで感謝の気持ちを示す金銭ですので、金額に明確な決まりはないのです。

他にも、地域の慣習、宗派などでも金額が変動します。

お布施の金額相場:葬儀・告別式の場合

金額に明確な決まりはないのですね。
でも、一般的な相場は知っておきたいです。
葬儀や告別式の場合は、どのくらいの金額が相場となるのでしょうか?

生徒
先生

ひとつの目安としてお伝えすると、葬儀や告別式の場合のお布施は、10~50万円が相場とされています。

お葬式では、読経や戒名を行うため、金額の相場が高くなる傾向にあります。
また、戒名のランクや地域・宗教などで、お布施の金額が異なるので、不安な場合はお寺などに相談すると良いかもしれません。

お布施の金額相場:一周忌法要の場合

一周忌法要の場合の、お布施の相場も教えていただけますか?

生徒
先生

一周忌法要の場合は、3~5万円ほどが一般的な相場となるようです。
戒名がない分、葬式よりも金額は低くなる傾向にありますね。

ちなみに一周忌では、すりょにお布施以外にも渡す金銭があります。
御膳料やお車代などです。
御膳料とは、法要後に設けた会食を、僧侶が辞退された時に渡すお金のことです。
お車代は、僧侶が法要の会場まで、車や公共交通機関を利用して来た場合に渡すお金です。
御膳料は5千円~1万円程度、お車代は1万円程度が金額の相場となります。

お布施の金額相場:三回忌以降の法要

三回忌以降の法要の場合も、一周忌と同じくらいの金額を包めばいいですか?

生徒
先生

三回忌以降は、一周忌より少し低めになる場合もあります。
相場は1~5万円とされています。

一周忌では、法要が終わると喪中が明けることになります。
そのため、法要の中でも重要な儀式と言われています。
ですので、お布施の金額も、三回忌以降と比べると、一周忌のほうが高めであることが多いです。

お布施の書き方と渡し方

最後に、お布施の書き方と渡し方について教えていただけますか?

生徒
先生

お布施を包む封筒の上部中央に、「御布施」と書きます。
そして、下部中央には喪主もしくは施主の氏名を記入します。
封筒へ記入する際は、濃墨の毛筆を使うことが正式なマナーですが、筆ペンで記入しても問題はありません。
渡し方で重要なのは、袱紗に包むこと。
お布施を渡す際は袱紗から取り出し、袱紗の上、もしくは小さなお盆の上にのせて渡すようにします。
この時、表書きを相手が読めるように、向きを変えることも忘れてはなりません。

お布施の封筒の裏面には、左下に喪主または施主の住所と、お布施の金額を書きます。

渡す際、表書きが自分に向いているのはマナー違反ですので、向きを変えることを忘れてはなりません。

お布施に関するまとめ

お布施の金額の相場について詳しく教えていただけて感謝しています。
とても参考になりました。

生徒

お布施の金額や渡し方など、マナーを理解して適切な対応をしましょう。

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仏壇の教科書 サイト管理者

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