【一周忌】お布施の金額と渡し方:マナーを理解して適切な対応を

最終更新日:2024/08/07

【一周忌】お布施の金額と渡し方:マナーを理解して適切な対応を

一周忌は、大切な方が亡くなってから1年を迎える節目の法要です。
今回ご紹介する記事では、一周忌法要におけるお布施の金額と渡し方などについて解説します。
マナーを守って、失礼のないようにお渡ししましょう。

一周忌法要でのお布施

一周忌は、大切な方が亡くなってから1年を迎える節目の法要です。
心を込めて準備したい一方で、お布施の金額や渡し方など、悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、一周忌法要におけるお布施のマナーについて解説します。
金額の相場、封筒の書き方、渡し方などを理解し、一周忌に渡すお布施を準備しましょう。

お布施とは

お布施について教えていただけますか?

生徒
先生

お布施とは、法要や葬儀の際に読経などをしてくださる僧侶へ、感謝の気持ちを伝えるために渡す金銭のことを指します。

ちなみにお布施は、僧侶への報酬ではありません。
ご本尊に捧げられ、寺院の維持費や活動費になります。

一周忌のお布施の金額について

そうなんですね。
では、一周忌のお布施の金額はどのくらいが適切なんでしょうか?

生徒
先生

一周忌におけるお布施の金額に、決まった価格はありません。
地域や宗派、寺院によって異なることもあります。
一般的には、3万円〜5万円が相場のようです。

一周忌では納骨をする場合もあります。
お墓に遺骨を納める際も法要が行われます。
納骨も含む一周忌の場合のお布施は、5万円~10万円が一般的な相場となるので、参考にしてください。

お布施を包む封筒について

金額について参考になりました。
次に、お布施の封筒について教えてください。
どのような封筒に包めばいいのでしょうか?

生徒
先生

一般的には、白無地の封筒にお金を包みます。
正式には、「奉書紙(ほうしょがみ)」と呼ばれる和紙を使って包むのですが、用意できない場合は、白無地の封筒で問題ありません。

一周忌に限らず、お布施をお札丸出しのまま渡すのは、マナー違反です。
必ず封筒を用意し、失礼のないようにしましょう。
お布施の封筒は、コンビニでも購入可能です。

お布施の表書きの書き方

封筒の書き方についても教えていただけますか?

生徒
先生

はい、もちろんです。
まず表書きについてです。
上部中央に「御布施」と書きます。
そして、下部の中央には、施主の氏名を記入します。
次に裏書きです。
封筒の左下に、施主の住所と金額を記入するのが一般的です。
金額は旧字体で書くようにしてください。

封筒に記入する際は、筆ペンで書いても問題ありません。
ただし正式な作法は、濃墨の毛筆で書くことです。
用意できる場合は、こちらで書くと良いでしょう。

お布施の渡し方

書き方についても理解できました。
では、一周忌でお布施を渡す際は、どのようなことに注意すればいいでしょうか?

生徒
先生

香典などと同様に、袱紗に包んで渡すのがマナーです。
お布施を直接手渡しするのはマナー違反ですので、ご注意ください。
袱紗もしくは切手盆と呼ばれる小さなお盆の上に、お布施をのせます。
表書きを僧侶に向けるように、封筒の向きを変えてから渡しましょう。

お布施を渡すタイミングにも注意が必要です。
一周忌法要が始まる前に挨拶をするタイミング、もしくは法要後にお礼をするタイミングのどちらかが良いでしょう。

一周忌とお布施のまとめ

今回お話を伺って、一周忌におけるお布施について理解が深まりました。
ありがとうございました。

生徒

お布施の金額や渡し方など、マナーを理解して適切な対応をしましょう。

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