香典の包み方と金額の相場:親戚の場合はどのくらい包む?

最終更新日:2024/07/07

香典の包み方と金額の相場:親戚の場合はどのくらい包む?

大切な方が亡くなられた際に、お悔やみの気持ちを伝えるために香典を包むのは、日本の伝統的な習慣です。
しかし、親戚の場合、どのくらいの金額を包めばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、親戚への香典の包み方と金額の相場について解説します。
香典のマナーについて、一緒に学びましょう。

香典の包み方と親族間の関係性

親戚の方が亡くなられた場合、お悔やみの気持ちを伝えるために香典を包むのが一般的です。
しかし、親戚といってもその範囲は広く、具体的な金額や包み方がわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、親戚への香典の包み方と金額の相場について解説します。

香典マナー:入れ方と包み方

親戚の葬儀に参列することになりました。
香典の包み方について教えていただけますか?

生徒
先生

はい、まず入れ方について説明します。
香典のお札は、中袋の表面に対して、お札は裏側にし人物画が下を向くように入れるのがマナーです。
そして、香典の包み方ですが、封筒のままではなく、袱紗に包んで持参するのが正式です。

お札の人物画を下に向けることで、故人への追悼の意を示します。
香典袋を包む袱紗は、寒色系のものを用意しましょう。
例えば、薄紫、藍色、灰色などです。
包むときは、左開きになるように香典袋を包むようにしましょう。

香典マナー:表書きなどの書き方

包み方などについて理解できました。
表書きなどの書き方についても教えていただきたいです。

生徒
先生

香典袋の外袋と中袋で、それぞれ正式な書き方があります。
まず外袋。
外袋は表面に表書きと名前を記入します。
次に中袋。
中袋は表と裏に、記載することがあります。
表には金額、裏には住所と名前を記載しましょう。

表書きは、故人の宗教・宗派に合ったものを記載します。

  • 仏教:御霊前、御仏前
  • キリスト教:御花料
  • 神道:御神前、御玉串料

外袋には水引がありますので、水引の真上に表書き、真下に名前をフルネームで記載します。
中袋の表に書く金額は、旧字体で書くのがマナーです。
例えば、10,000円の場合、「金壱萬圓」と書きます。
封筒の中央に大字で書きましょう。
住所と名前は、中袋の裏の左下に記載します。
縦書きで、郵便番号も記載しておくと丁寧です。
これらを書くときは、薄墨を使用しましょう。

香典の金額相場:親戚の場合

次に、香典の金額についても知りたいです。
親戚の場合は、どのくらい包むのがいいのでしょうか?

生徒
先生

香典の金額は、故人との関係性によって大きく変わってきます。
一般的には、以下が相場とされています。
・親:3万円~10万円
・兄弟姉妹:3万円~5万円
・祖父母:1万円~3万円
・おじ、おば:1万円~3万円
・それ以外の親戚:5千円~1万円
あくまでも目安ですので、自身の経済状況や故人との親密度などを考慮して包む金額を決めましょう。

年齢によっても、香典の金額は多少変わってきます。
一般的には、年齢が上がるにつれて包む金額が高くなります。
また、香典の金額は、地域によっても多少異なります。
自分が住んでいる地域の慣習に合わせて包む金額を決めましょう。

面識のない親戚への香典の包み方

例えば、私が会ったことのない父方のおじの葬式に出ることになった場合、どのくらいの金額を包むべきでしょうか?

生徒
先生

親戚との関係性や距離を考慮に入れ、相場は1万円から3万円だと言えます。
しかし、家族の経済状況を考慮に入れても無理ない範囲で最善を尽くしてください。

この場面では、父方のおじという関係性から1万円から3万円が一般的です。
ただし先ほども伝えたように、ご自身の金銭的状況を考慮して決めることが大事です。

もし親戚の葬儀に参列できない場合は?

万が一、親戚の葬式に参列できないとき、香典はどうするのがいいのでしょうか?

生徒
先生

何らかの理由で葬儀に参列できない場合は、郵送で香典を送るようにしましょう。
その際は、通常のポスト投函ではなく、現金書留で郵送します。
送り先は喪主の自宅で、郵送する際は事前に連絡を入れておくと安心です。

香典を郵送する際、現金のほか手紙も同封すると良いでしょう。
手紙に書く内容はお悔やみの言葉はもちろんのこと、葬儀・通夜に参列できないことへのお詫びも記載しておくのがマナーです。

まとめ

香典のマナーについてたくさん学ぶことができました。
親戚の葬儀に参列する際は、今回学んだことを参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

生徒

親戚への香典は、故人との関係性や年齢、地域によって異なります。
上記を参考に、気持ちよく包める金額を選びましょう。
大切なのは、故人への敬意と遺族への思いやりを込めることです。
もし、香典のマナーについて分からないことがあれば、葬儀社などに相談することをおすすめします。

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