【喪服】着物の着付け方や髪型、アクセサリーのマナーを学ぼう

最終更新日:2024/11/18

喪服の選び方と着付け方法のポイントを徹底解説!故人への敬意を示すマナーも必須

大切な方が亡くなられた際、喪服として着物を着用される方も少なくありません。
しかし、洋装と異なり、着物の場合は特有のマナーが存在します。
この記事では、着物で参列する場合の喪服の着付け方、髪型、アクセサリーのマナーについて解説します。

着物で参列する場合の喪服の着付け方やマナー

大切な方が亡くなられた際、喪服として着物を着用される方も少なくありません。
しかし、洋装と異なり、着物での喪服には独特のマナーが存在します。
ここでは、着物で参列する場合の喪服の着付け方、髪型、アクセサリーのマナーについて解説します。

喪服の種類と選び方

まず、喪服としての着物を選ぶ際の基準はなんでしょうか?

生徒
先生

着物の喪服は、正式と略式の大きく2種類に分かれます。
正式な喪服は五つ紋と呼ばれる着物です。
着物はもちろんのこと、帯や小物もすべて黒で統一します。
一方、略式の着物は、後ろ袖と背中の3か所に家紋の入った、地味な色合いのものです。
帯は黒以外の弔事用、小物は黒のものを組み合わせます。

故人の親族であれば、葬儀・告別式には着物を喪服を着用するのが正式なマナーです。
ただし近年は、略式の着物を持っていないという方も多いでしょう。
そのため、家族や近しい親戚のお葬式以外は洋装で参列する、ということも少なくありません。

着物の着付け方法について

次に、着付け方について教えていただけますか?

生徒
先生

着付けはちょっと難しいかもしれません。
基本的には着物店や美容院等で着付けをしてもらうことが一般的です。

着物での喪服の着付けは、洋装と比べて手順が複雑です。
以下では、注意すべきポイントをいくつかご紹介します。

  • 小物:草履、バッグ、髪飾りなどは黒無地のものを使用します。
  • 肌の露出:襟元や背中の肌の露出は控えめにしましょう。
    長襦袢の衿は1.5cmほど出し、後ろ襟は指3本程度抜きます。
  • :喪服用の黒い帯を用意します。
    帯も夏用、冬用がありますので、気温や天候に合わせて使い分けましょう。

髪型やアクセサリーのマナー

その他で、注意すべきポイントはありますか?

生徒
先生

着物に合った髪型やアクセサリーを選ぶことです。
着物での喪服の髪型は、派手な装飾を避け、清潔感のあるシンプルなスタイルが基本です。
着物での喪服は、アクセサリーの使用を控えめにするのがマナーです。

髪型は、髪をまとめ、顔にかからないようにしましょう。
ゴムやピンは目立たない黒色を使用します。

着物に限らず、喪服を着用する際のアクセサリーは、結婚指輪のみOKです。
洋装の場合は真珠のネックレスやイヤリングの使用も許容されていますが、着物の場合は認められていません。

また、メイクに注意が必要です。
派手なメイクは控え、薄化粧を心がけましょう。
香水の使用も控えてください。

喪服を着た際のマナーと行動

なるほど、細かいところにも気を配るんですね。
では、着物を着た際のマナーや行動についてはどうすれば良いですか?

生徒
先生

喪服を着用する場合、振る舞いにも注意が必要です。
特に、あくびや大声で笑うなどの行為はマナー違反ですので、避けてください。
また、斎場では祈りを捧げる際の立ち居振る舞いなども大切になります。

葬儀は故人を偲ぶ場所なので、自分の行動一つ一つが故人への敬意を示します。
そのため、喪服を着たら、一日中その心持ちで過ごすことが大切です。
そして、斎場での祈りの際も、しっかりと頭を下げるなどの基本的なマナーが求められますね。

葬儀中の行動に関する具体例

具体的な場面で言うと、例えば葬儀の最中にトイレに行きたくなった場合はどうすればいいですか?

生徒
先生

それはケースバイケースですが、基本的には司会者の指示に従うのが無難です。
ただし、どうしても我慢できない場合は、静かに席を立つようにしましょう。

葬儀の式中に席を立つことは、できれば避けたいところです。
避けられない場合は、あまり音は立てないようにし、素早く席を立つようにしましょう。
そして、再び座る際も、静かに行動するように気をつけましょう。

まとめ

喪服の選び方、着付け方、振る舞い方について、教えていただきありがとうございました。
まだまだ疑問は尽きませんが、とても参考になりました。

生徒

着物での喪服は、洋装とは異なるマナーが存在します。
大切なのは、故人への敬意を表すために、つつましく慎ましい装いを心がけること。
上記のマナーを参考に、失礼のないように参列しましょう。

こちらも合わせてご覧ください。

仏壇の教科書 サイト管理者

作成者: 仏壇の教科書 サイト管理者

葬儀や法事などのアドバイスと情報を提供しています。